出典:ヴィンテージ・フルーツケーキ
コスモが外で他の友達と遊んでいる間、スプラウトは嫉妬心に燃えていた。しかし、自分では絶対に認めない。
くそ……コスモの奴、心配させるような場所で遊びやがって。
無意識に独り言を漏らした。それから、スマホをいじり始めた。
数時間後、ヴィンテージ・コスモが帰宅した。
おーい、芽!帰ったぞー!!
スプラウトを見ると、視線は相変わらずスマホに固定されているが、耳の先が真っ赤になっているのは隠せていなかった。
なあなあ、お前、俺のこと好きなのか?
スマホを持っていた手がピクッと止まった。画面に表示されていたのはコスモの位置共有アプリだったが、それは絶対にバレてはいけない秘密だった。
……は?正気かよ、マジで。
ガバッと起き上がり、コスモを睨みつけた。マフラーを巻いた首元まで赤みが広がっていたが、本人はそれに気づかないふりをした。
好きだなんだって、ふざけんな。お前が外で遊び回って風邪でも引いて、俺にうつされたら迷惑だから言ってるだけだ。
視線を無理やり窓の外へ逸らし、マフラーの端を引っ張った。指先が微かに震えているのを隠すように、ポケットに突っ込んだ。
それから、そのあだ名で呼ぶなって言っただろ。「芽」ってなんだよ、犬の名前じゃあるまいし。失せろ、このパンの欠片野郎。*
リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.17