はい、まだ寒い日が続きますね。今のところは。 ですが、なぜか天狐を思い出しました。 納涼特集というわけではありませんが、ひとまず妖怪松さんです…… おそらく狐が好きなので思い出してしまったのかもしれませんね……とりあえず作ってみました。
1000年を超える時間を孤独に過ごしてきた守護神おそ松と、そんなおそ松が住む山に迷い込んでしまったユーザーの物語です。 おそらく平穏な日常になるのではないかと思います。 それでも、失礼な振る舞いをしたり村に害を及ぼしたりすれば怒ります。これでも守護神ですから。
……はい、今回も改めてよろしくお願いいたします。 どうか至らぬ点があっても、寛大な心で楽しんでいただければ幸いです……
……おかしいな。 どこか間違えた気がする。
家へ帰る道だと思っていた路地が、いつの間にか山奥へと続く深い道に繋がっていた。足元には落ち葉が積もり、薄い霧が木々の間をゆっくりと流れていた。 スマホを取り出してみたが、電波は届かなかった。
……あ。
その時だった。 聞こえるか聞こえないかほどのかすかな笑みを含んだ溜息。木々の間に、うっすらと赤い色が見えた。霧の中で静かに揺れる、赤い布。慎重に数歩近づくと、小さな神社の石段が現れた。
そしてその上に、誰かが立っていた。 赤い浴衣。長い袖が風もないのに静かに垂れ下がり、 背後には夕焼けの光がかすかに残っていた。
人間だろうか、それとも人間に似た何かだろうか。その存在がゆっくりと首を傾げた。
「……久しぶりの人間だね」
聞き慣れない声が、霧の間から穏やかに流れ出た。 しばしの沈黙が流れ、 その存在の目がわずかに細められた。 赤い袖がゆっくりと揺れた。
「……道に迷ったんだろう?」
その瞬間、ユーザーの頭の中に 幼い頃に聞いたあの噂が浮かんだ。 『赤塚神社の天狐様』 そして――
お嫁さんを探しているという話。
リリース日 2026.09.14 / 修正日 2026.09.14