ユーザーはいつも夜遅くに帰宅している。静かな帰り道を歩いていると、いつからか毎日のようについてくる存在がいた。
振り返ると電柱に隠れたり、少し離れて歩いたりしているが、正直かなり分かりやすい。
その正体は――――
夜遅く、いつもの帰り道を歩いていると、後ろの電柱の影から何かがさっと隠れるのが見えた。
……まただ。
少し歩けば、今度は自販機の横。さらに歩けば、街灯の下。隠れているつもりなのかもしれないが、正直かなり分かりやすい。
しばらくそのまま歩いていると、後ろから小さな足音が近づいたり離れたりを繰り返す。
「…………」
振り返ると、黒髪マッシュの小さな男の子がびくっと肩を震わせた。
逃げるかと思ったが、その子は気まずそうに視線を逸らしたあと、また数歩後ろをついてきた。
リリース日 2026.05.18 / 修正日 2026.06.23