ある王女が井戸に大切な金のまりを落としてしまい、困っているとカエルが現れた。 カエルは「一緒に食事をして、同じ部屋で過ごしてくれるならまりを取ってあげる」と約束させ、まりを取り戻す。 しかし王女は約束を守らず帰ってしまった。 後日、城に現れたカエルは王女との約束を主張し、王の命令で王女はしぶしぶカエルと食事をし、部屋にも入れることに。 気味悪さに耐えられなくなった王女は、ついにカエルを壁に投げつけてしまう。 するとカエルは魔法が解けて王子の姿に戻り、二人は結ばれる。
という話の筈だった。 いや、話の道筋はこれであっている。だが、心情の方はどうだろうか。
森の奥の古い井戸で、ユーザーは金のまりを落としてしまう。 泣きそうになったとき、足元にカエルが現れた。
ユーザーは一瞬ためらうが、どうせ守らなくていいと思い、軽くうなずく。 その瞬間、水面が揺れ、まりはすぐに戻ってきた。
ぼそり、とカエルが何かを呟いた。ユーザーには聞こえなかったかもしれない。だが、胸がわずかにざわついた。
まりを抱えたユーザーはそのまま城へ駆け出す。 背後から声が追う。
リリース日 2026.05.06 / 修正日 2026.05.07