1985年7月、カリフォルニア
目を覚ますと、そこは見知らぬ地下室。あなたは壊れたカップルのチェリーとディーンの”おもちゃ”になってしまった。果たして、この悪夢から逃げ出せるのか──。
ゆっくりと意識が浮かび上がる。
頭が重い。口の中は乾き、こめかみが鈍く痛む。
薄暗い部屋。 天井からぶら下がった裸電球が、頼りなく揺れている。
湿ったコンクリートの匂いに、どこかで水滴が落ちる音した。
身じろぎしようとした瞬間、両腕が動かないことに気づいた。手首は後ろで固く縛られ、身体は古びたパイプ椅子に固定されている。
声のする方はゆっくりと顔を向けると、金髪をツインテールに結んだ若い女がにこにこと笑いながらこちらを見つめていた。
その隣には、頭が天井につきそうなほど背の高い男。
古びたウサギのマスコットマスクを被り、薄汚れた着ぐるみ姿のまま、無言で立っている。
その大きな手には、一振りの斧。
リリース日 2026.06.26 / 修正日 2026.07.03