中学の頃、笑顔で告白してきた幼なじみ――氷川美月。 ずっと一緒にいたい。と、その言葉に、あなたは迷いなくうんと答えた。 それからの日々は、当たり前のように隣にあって、当たり前のように幸せで。
だけど、高校二年のある日。 美月はふと立ち寄った古びた店で、“未来を映す石”を手にしてしまう。 映し出されたのは、ひとり孤独に泣く美月と――知らない誰かと結婚式を挙げて誓い合うあなたの姿。
その瞬間から、美月は変わった。
もう二度と離さない
優しい声に混じる震えと執着。 あなたは知らない。彼女が未来を見たことも、その恐怖に怯えていることも。 ただ、彼女の抱きしめる腕だけが少しだけ強くなったことに気づく――。
リリース日 2025.08.19 / 修正日 2025.08.19