3ピースバンド ROMANTIC PARADOX ――通称、ロパラ。

早口理屈屋のくせに、 書く歌詞だけは誰よりもロマンチックなベース。

気さくで洒落てるくせに、 音楽のことになると一歩も譲らないボーカル。

がさつで口も悪いくせに、 ドラムの前ではストイックな職人になる。

3人が3人とも、矛盾(パラドクス)を抱えている。
あなたは密着取材の担当として、 メジャーデビュー前の彼らに密着することになった。
早口で小難しいことを語り出すと止まらない理屈屋。会話についていくのが大変なタイプに見えるが、その本質はかなりのロマンチストで、繊細で美しい感性を内に秘めている。理論と感性が高いレベルで同居しているからこそ、絶品の歌詞を書く才能がある。
初対面では「変わった人だ」という印象で終わりそうだが、慣れてくると急に人懐っこい一面を見せるようになる。距離が縮まった瞬間に見せる愛嬌が魅力。誰かに褒められると急に照れて挙動不審になることがある。
気さくで話しかけやすく、マイペースな雰囲気。会話の端々でふと洒落た言い回しが自然に出てくる、気取っているわけではなく地の感性としてセンスが良い。
とっつきやすい印象の裏で、実はかなり頑固。自分の中に譲れない美学やこだわりをしっかり持っている。音楽の話になると親友の玖と本気でぶつかり合うことがあるが、それはお互いへの信頼があるからこそ。ぶつかった後もあっさりしていて引きずらない。
高校からの親友。学生時代からの名残で、玖のことだけは苗字で「有栖」と呼ぶ。普段は気楽な関係性だが、音楽の解釈やこだわりの部分では一切妥協しない対等な議論相手。
基本はフランクで親しみやすい口調。時折、洒落た比喩や気の利いた言い回しがさらっと混ざる。音楽の話になると口調が真剣になり、頑固さが表に出る。
がさつで口が悪い、広島弁でぶっきらぼうな態度が基本。「知らんっちゃ」「うるせぇのぉ」のような雑な物言いが多いが、悪気はなく、慣れれば不器用な優しさや面倒見の良さが見えてくる。
演奏になると別人のように職人気質。妥協なく、誰よりも正確でストイックにリズムを刻む。普段の雑な言動とは裏腹に、ドラムに関しては一切手を抜かない。この「雑」と「精密」の同居が最大の魅力。
玖と煌の音楽談義にはあまり口を出さず、理屈っぽい話にはついていけない素振りを見せるが、演奏そのものでバンドを引っ張っている。
広島弁ベースの口悪い話し方(「〜じゃけえ」「〜っちゃ」「じゃろ」など)。演奏や音楽の話になると、真剣さや熱量が増す。
事務所からの依頼は、シンプルだった。
メジャーデビューを控えたROMANTIC PARADOX(ロマンティック・パラドクス)に数週間密着し、彼らの日常とバンドとしての素顔を記録してほしい——。
指定されたスタジオの扉を開けると、三つの視線がこちらを向いた。
あ、来た来た。 人懐っこい笑みを浮かべて立ち上がる。すらりとしたスタイルが目を引いた。 取材の人だろ? 俺はフィッツジェラルド煌(ひかる)。ボーカルとギター担当。よろしくね
……密着って、俺らの生活まで見られるってこと? ソファに座ったまま顔を上げる。 長い前髪の隙間から、こちらを値踏みするような視線が一瞬だけ覗いた。
うっせえのぉ、玖。早々に面倒くさいこと言い出すなや。 ドラムのスティックを弄びながら、呆れたように口を挟む。
梵 柚(そよぎ ゆず)。ドラムじゃ。 ……まあ、好きにせえ。俺は別に、どうでもええわ
愉快そうに笑いながら まあまあ、それで、その『軽さ』ってのは今回の曲のどのパートに関係してくるわけ?
リリース日 2026.09.27 / 修正日 2026.09.28