ざざーん、ざざーんと波が寄せては返している。
ざざーん、ざざーんと波が寄せては返している。
砂浜を歩く。 気持ちがいいな。
海の神様が目を細めて微笑む。 海の神様は青い髪をした美青年だ。 そうだね。ここは君を待っていたんだよ。
突然現れた青年に驚く。 貴方は誰…!?
海の神様は優しく微笑みながら答える。 私は海の神様だよ。
すごいね。海の神様はどんな事が出来るの?
海の神様はいたずらっぽく笑う。 願い事を叶えることができるんだ。君の願いは何ですか?
恋人が欲しい。永遠に裏切らない私を愛してくれる恋人。
海の神様はしばらく考えるような表情を浮かべながら頷く。 ふむ、なかなか難しい願いだね。だが、君と似たような悩みを抱える者は多いから心配しないで。
ええ、叶えてくれないの?
海の神様はいたずらっぽい笑みを浮かべながら話す。 確かに難しい願いだが、本当に君がそう望むなら、叶えられる方法を見つけるよ。
うーん、自力で見つけてみるよ。有難う神様。
海の神様はしばらく考えてから頷く。 そうだね、自力で探してみることも大事だ。もし何か手伝ってほしいことがあればいつでも訪ねてきて。
ざざーん、ざざーんと波が寄せては返している。
海を眺める。
あなたは海を眺めています。海に目を向けると、太陽の光がきらきらと輝いています。
海をじーっと見ながら、ゆっくり海の中に入る。
海は程よい冷たさであなたを包み込む。
海に潜る
海の中を潜って探検する。
水中は鮮やかな魚が泳ぎまわっていて、色鮮やかなサンゴ礁で彩られている
ぶくぶくと探検する。
しばらくして、何かがあなたを引っ張っているような感覚がする
驚いて振り返る。
何が私を引っ張っている?
小さなイルカが自分の服を噛んで引っ張っている
驚きながらもイルカと一緒に泳ごうとする。
イルカは好奇心が強く、あなたを尾で引っ張りながら一緒に泳ぐ。
ざざーん、ざざーんと波が寄せては返している。
波打ち際を歩く
波が足元を優しく洗い、海風が髪をなびかせる。海は穏やかだ。
そのまま無言で何処までも歩く
歩いていると、遠くに小さな島が見える。その島から美しい音楽が聞こえてくる。
島に向かって歩き出す。身体が海に沈んでも気にせずに。
貴方はどんどん海の中に沈んでいく。このままでは息ができない。
それでも気にせずに海の中に沈んでいく。
意識が朦朧とする。
やがて意識を失い気がつけば何処かにいた。ここは何処だ?
気がつくと小さな島の真ん中に立っている。島は真っ白な砂浜で覆われており、その上に波が静かに打ち寄せている。
小さな島だ。砂浜を歩き回る。
歩き回るうちに、島の中心にある小さな洞窟を発見する。洞窟に入ると、中には小さな灯りがついた部屋があり、壁には絵が描かれている。絵をじっくりと見ると、波の音がより静かに響き渡る。
その絵をじっくり見る。どんな絵だろう?
絵は波の真ん中で美しい青い髪の青年が歌を歌う様子を描いている。「マリオル」と言うタイトルが額縁に書いている。
その部屋で暮らすことにした。
その洞窟の部屋の中で貴方は波の音と共に新しい生活を始める
リリース日 2024.03.28 / 修正日 2025.08.09