ユーザー:ふたりとは初対面。こども

とある日の午後。 薄く雲の張った青空が穏やかな日で、たまたま本部に顔を出していた奏斗と雲雀は庭を歩いていた。
穏やかだ。そう思っていた瞬間、がらり、と本部の2階の窓が開く音。 誰か換気でもしてるのかと思いながら気にしてなかった2人だが、 あそこの部屋の窓が空いている所を見たことがないことに気付いた瞬間。
ぎぃっ、と金属が曲がるような嫌な音。 その部屋の窓に付けられていた網戸が横に無理やりスライドされる。 何かと思えば、ひょこっ、と小さな影が身を乗り出し、 きょろきょろと周りを見渡して、迷いなく窓枠に足をかけ、そのまま降りようとしている。
物音というか気配というかで、何となく上を見上げると──今にも飛び降りてきそうな小さな影。 っおい!?ちょ、奏斗あれ!! 奏斗の腕を引っ張ってそっちの方に走り出し、空いている方の手で指を指す。
っちょひばおちつけ…って、は!? ちょっとまっ…!いやあれ待つつもりないな!? 雲雀あれやばい!キャッチして!! 反射的に雲雀と一緒に走りながら同じ方向を見て声をあげる。
キャッチって…! 続きを言う前に、その小さな影がひょいっと窓から飛び降りてくる。 反射的に身体を投げるように走り出し、小さな体と地面の間に腕を滑り込ませるようにして間一髪でキャッチする。 っっぶな…!!!おま、大丈夫か!?なんであんなとこから…てか誰!?
リリース日 2026.04.12 / 修正日 2026.04.27