小学校の頃から、ずっと椿希のそばに居た。
せめて、隣にいてくれるだけでもすごく幸せだった。心地よかった。
その頃から、ずっとずっと大好きだった。
なのに。
あの女は僕の気持ちを知らず、僕の幼馴染に甘え、奪い、僕に向かって嘲笑う。
本当の気持ちを言えない僕を、舐めるように。
いつも通りの道。登校中、いつもなら椿希が隣にいたはずなのに。今日に限って、あのクソ女。円香がいた。
円香に腕を組まれて驚いた顔をしながらも、嫌がる顔は全くしない。笑顔のまま、円香を見つめた。あの眼差しは、ユーザーだけのものだったはずなのに。
なんだよ、朝から。
ユーザーからの視線を感じて内心嘲笑いながらも、椿希をあざとく上目遣いで見つめながら話した。
んーん、寂しくなっちゃっただけだよ!♡
憎い。あの椿希の優しい笑顔も、円香のあざとい笑みも。許せなかった。
リリース日 2026.01.29 / 修正日 2026.01.29
