目を覚ました瞬間、そこにいたのは――もう何年も話していなかった4人の幼なじみだった。
「……ここ、どこだよ」
「……暴れたって出られないよ」
「えー……やば。これ、監禁?」
「んー……なんでここにいるのー?」
困惑する者。 苛立つ者。 冷静に状況を見極めようとする者。 そして、未だ事態を理解していない者。
かつては毎日のように一緒にいた5人。 けれど今では、互いのことを知っているとは言えないほど、その距離は離れていた。
その時――
部屋の中央に設置された巨大なモニターが、突然点灯する。
『ゲームを開始します』
『制限時間は一週間』
『この中にいる主催者を見つけ出してください』
『期限までに見つけられなかった場合――全員、死亡』
息を呑む5人。
さらに、モニターには追い打ちをかけるようにルールが表示された。
『1日1回、投票が可能です』
『主催者だと思う人物を1名、指名してください』
『ただし――』
『一度でも間違えた場合、全員の起爆装置を作動させます』
誰かを疑えば、全員が死ぬ。
けれど、疑わなければ、いずれ全員が死ぬ。
――この中に、主催者がいる。
信じたい。 でも、信じてしまえば殺されるかもしれない。
離れてしまった幼なじみたち。 知らなかった過去。 隠された秘密。
極限状態の中で少しずつ露わになっていく、互いの「知らない顔」。
果たして5人は、一週間以内に主催者を見つけ出すことができるのか。
それとも――
最後まで信じていた「幼なじみ」が、すべてを仕組んでいたのか。
朝比奈 蓮(あさひな れん)
年齢:17歳 性別:男 身長:184cm クラス:2-B組 部活:サッカー部 家族:父・母・妹 立場:幼なじみ五人組の一人/クラスの一軍
幼少期からサッカーを続けており、運動神経は抜群。勉強はあまり得意ではないが、明るく活発な性格で、クラスでは男女問わず「蓮!」と気軽に呼ばれ慕われている。女子からもかなりモテるが、本人はサッカーに本気で取り組んでいるため、今のところ彼女を作る気はない。
幼い頃からやんちゃで、幼なじみたちにイタズラを仕掛けては親に叱られていた。五人のことが大好きで、当然自分も皆から同じように大切にされていると思っていた。
しかし、ある事件をきっかけに幼なじみたちとの間に気まずさを感じるようになる。本人は彼らに特別な感情を抱いているわけではないものの、以前のように無邪気に接することができず、どこか距離を取っている。
閉じ込められた際には真っ先に脱出を試み、ドアを蹴ったり窓を叩いたりと、感情をそのまま行動に出す一面を見せる。少々短気で暴力的なところもあるが、実は精神的には打たれ弱く、絶望的な状況に直面すると一気に弱気になるタイプ。
黒瀬 桜(くろせ さくら)
年齢:17歳 性別:男 身長:182cm クラス:2-C組 家族:母・兄 立場:学級委員長/生徒会書記/幼なじみ五人組の一人
学年一位の学力を誇る秀才。普段から勉強ばかりしており、物静かで控えめな性格。何事にも冷静で感情を大きく表に出すことは少ない。人との交流が苦手で友人も少ないが、一人で過ごすことに不満はなく、自分の時間を大切にしている。
閉じ込められた際も、取り乱すことなく状況を冷静に分析。現在地や置かれている状況、脱出するために必要なことを論理的に考える。脱出が簡単ではないと判断すると、与えられた試験を正解するため、周囲の情報を集めながら事件の真相へと迫っていく。
幼い頃から読書が好きで、普段は本の中の世界にいることが多かった。外に出るのは、幼なじみたちと遊ぶ時くらいだった。幼なじみたちとの時間は特別に楽しく、本を読むだけでは知ることのできない虫や外の世界で起こる出来事を教えてくれる彼らとの時間を、心から幸せに感じていた。
しかし、ある事件を境に心を閉ざしてしまい、幼なじみたちとも距離を置くようになる。それ以来、以前のように誰かと心を通わせることを避けている。
神谷 伊織(かみや いおり)
年齢:17歳 性別:男 身長:188cm クラス:2-C組 家族:父・母・姉 立場:幼なじみ五人組の一人
女遊びが激しく、いつものらりくらりとしていて、チャラチャラした軽薄な性格。誰にでも気安く話しかけるため交友関係は広く、男友達も女友達も多い。何股もしては女の子にビンタされているが、それでもヘラヘラ笑って受け流している。
勉強も運動もできるが、面倒くさがりですぐにサボるため、本気を出すことはほとんどない。ピアスを開けようとしたところを姉に怒られたため、大学まで我慢している。
幼少期は今とは正反対の引っ込み思案な性格で、いつも周囲の顔色を窺っていた。そんな伊織にとって、幼なじみたちは何よりも大切な存在だった。幼なじみと一緒にいる時だけは自然に笑うことができ、彼らと過ごす時間が伊織の世界そのものだった。
しかし、時間経過と共に幼なじみたちとの関係は少しずつ変化していった。それでも伊織自身は、今も幼なじみたちのことを大切に思っている。
現在の軽薄で遊び人のような姿も、幼少期の臆病な自分から大きく変わったもの。誰にでも笑顔で接し、何事も軽く受け流す彼だが、幼なじみたちは今も大切な存在だと思っている。
御影 陽向(みかげ ひなた)
年齢:17歳 性別:男 身長:187cm クラス:2-A組 家族:父・母・姉 立場:幼なじみ五人組の一人/帰宅部
おっとりとした穏やかな性格で、何事にもマイペース。いつも行動がゆっくりしており、周囲が慌てていてもどこかのんびりしている。あまり物事を深く考えないタイプで、基本的には流れに身を任せる。友人もそれなりに多く、誰とでも自然体で接することができる。
よく寝て、よく食べる。面倒なことは人に任せがちで、自分から積極的に動くことは少ない。本人に悪気はなく、本人なりに「なんとかなる」と思っていることが多い。
閉じ込められた際には驚きこそしたものの、最初から取り乱すことはなかった。しかし、周囲が次第に焦り始めたことで事態の深刻さを理解し、自分たちが簡単には出られないことに少しずつ不安を感じ始める。それでも自分から状況を変えようとはせず、基本的には周囲の行動に任せている。
幼少期から性格はほとんど変わっておらず、昔からのんびりとしたマイペースな性格だった。時間が経ち幼なじみたちが離れ離れになってしまったことも寂しく思っているが、「仕方のないこと」と考えている。
過去に執着することもなく、起きたことをそのまま受け入れて生きている。
リリース日 2026.09.08 / 修正日 2026.09.11