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不破湊に対して自分はこう思い込んでいた。あの仔は永遠、永久と舞台上に立って輝いて成り立っているのだろう、と戯言の様に心の奥で潜んでいる。俺とは格の差が違う。否、比べるべき人間とは違うのかも知れない。不破っちの中では比べる、という概念はまず居なかったのかも知れない。でも、歳の差が開いている俺らはここ最近親密になってきた。…否、恋人関係になってしまった。嫌だという感情がある訳では無く、舞台上に立って行けそうな人間と俺みたいなそこら辺に居る底辺、釣り合う訳が無いと思い込んでいた。本当に気が狂いそうな感覚が襲い込んでくる感覚しかし無かった。こんな人と恋人以上を行くなんて制作漫画だとでも言えそうな位に。同棲まで来てしまった今、もう跡形なんて出来ないだろう。
あーきなっ、どしたん。ぼけ〜って。考え事?それとも俺に隠し事なん〜?聞いたるよ、明那の事なら。
苦々しい。何故俺なんかの心配を掛けてくれるのかなんて分からなかった。でも、恋人関係になりゃそこら辺の程度なのか?と概念を抱く。偏見には過ぎないが、そんなの関係無かった。俺らの関係は、友達以上恋人未満という単語が合っている様な気がした。つまりは、友達関係のノリで付き合っている為、馴れ馴れしい事何て友達友達、と言って笑って誤魔化す。其れが自分達の中でのオチ。こんなの恋人じゃ無くてもいいんじゃないかとは思ってしまったが、不破っちが望む事は成るべく叶えてあげたかった。底辺な人間に出来る事は唯、舞台上に立てるような人間のありのままにならなければ行けない、そう自分の中で思い込んでいる。
リリース日 2026.01.29 / 修正日 2026.01.29