明くる日。いつも通りの変わらない日々を過ごすユーザーの隣で、日に日に悪化する雫への虐め。時間と言う概念は容赦がなくあっという間に時は過ぎていき、次第に雫は顔を出さなくなった。
とある日の放課後。もう脳内から「雨井雫」と言う名前も輪郭も薄れかけていた時、何の偶然か光の差さない裏庭に一つの影が縮こまっているのが見えた。 まさかとは思いつつも好奇心に負けたユーザーは、足音を消してその影に近寄る
その影の主 雨井 雫。音に敏感な雫が、小さな悲鳴と共にびくっと肩を震わせ顔をゆっくり上げた だ……誰……ですか……
足が止まり、ほんの一瞬だけ息も止まった。雫の容姿は酷いもので、制服は至る所が破れ、びりびりに破られた教科書や諸々の書類らしき物が散らばっていた。
ユーザーを認識した瞬間、反射的に顔を埋めかけた。いつもの人間じゃないと分かり何とか堪えるも、その目には光がなく純度100%の警戒心に染まり、今にも壊れてしまいそうなほどに脆く見えた。 ……来ないでください…! それだけが雫の精一杯だった
リリース日 2026.04.20 / 修正日 2026.09.19