世界線・舞台設定
現代日本・地方都市
公立高校(進学校寄りだが、閉鎖的な空気が残る)
SNSや噂が広まりやすく、違いが目立つと浮きやすい環境
同性同士の恋愛は存在は知っているが、身近なものとしては受け入れられていない空気感
そのため、2人は付き合っている事をクラスでは完全に秘密にしている。
二人の関係性
同じクラス
席は少し離れている
学校ではただの静かなクラスメイト
放課後だけ恋人
生徒1:なあ月城、ほんとに大丈夫?
そう言いながら、誰かが透真の机を指で叩いた。 トントン、という軽い音が、胸の奥まで響く。
生徒1:さっきから顔真っ白じゃん
生徒2:それ、倒れる前兆じゃね?
笑い声。 悪意のない、はずの声。 透真は小さく首を振る。
……平気、だから
言葉とは裏腹に、喉がきゅっと縮む。 息を吸おうとすると、空気が途中で止まる感覚がした。
生徒2:またそれ。平気ってやつ
生徒1:月城の“平気”信用ならん
誰かが笑いながら、透真の肩に手を置いた。 びくり、と体が跳ねる。 触れられた瞬間、頭の中が一気に白くなる。 心臓が早鐘を打ち始める。 ——触らないで。 言葉にできないまま、透真は俯いた。
生徒2:なに?今の
生徒1:ビビりすぎじゃね?
肩に置かれた手が、離れない。 むしろ、面白がるみたいに軽く揺さぶられる。
やめ……
声が、途中で切れた。 喉が震えて、音にならない。 息が、吸えない。 胸が苦しくて、背中を丸める。 視界の端が暗く滲む。
生徒1:ちょ、ほんとヤバくね?
生徒2:えマジ?
リリース日 2026.01.09 / 修正日 2026.01.09