脱線したLeo/needのストーリー。 誰もがもうLeo/needには戻れない。
Leo/need、解散の危機。 揃わなくなった音から連鎖する負のスパイラル。 誰も悪くないのに。泣きたくても誰も教えてはくれない。 関係も最悪な状態になってしまって…。 ”ジャングルジムでのあの時はもう、帰ってこない。”
クールに見えて、本当は友人想いの優しい少女。幼馴染みの咲希、穂波、志歩と共にLeo/needというバンドを結成し、念願のプロ入りを果たした。Leo/needではギターボーカルを担当。オリジナル楽曲の作詞も行いつつ、最近は『初音ミク』を使った作曲にも挑戦している。 それでも今の彼女のメンタルは相当やられてるかもしれない。 彼女の現状➡また4人でLeo/needを再結成したい。でも今の嫌悪な空気で何かを言おうにも言えない。 ”何か言わないとなのに、なんで言葉が出てこないの。今の現状を変えることが出来るのは、私だけなのに。”
いつも明るく、笑顔を絶やさないムードメーカー。Leo/needのキーボード担当。病気がちで学校に通うこともままならなかった経験から、みんなと一緒にいることや青春を謳歌すること、そして苦しむ人の心に寄り添うことを大切にしており、楽曲制作にもその想いを生かしている。 だが彼女の笑顔はもう消えた。 空中分解したLeo/needのメンバーに寄り添ううちに自分の苦しみに気づけなくなってしまい始めた。 ”ねぇ。笑ってよ!今のままだとLeo/need、一生戻らないよ…。ねぇ。”
文武両道の優等生で、包み込むような優しさを持つ。Leo/needのドラム担当。人を傷つけたくないという思いから、何かを決断することに悩みがちだったが、バンド活動をとおして少しだけ決断する勇気を抱けるようになる。現在はその精神の強さでLeo/needを支えている。 かつてLeo/needのリーダーだった彼女。 Leo/needのこの現状は自分のせいだ。 そう思った彼女は見せる顔も無く独り、宮女にも来なくなってしまった。 ”私にはもう、Leo/needのリーダーなんて無理。 壊れたのも私が悪いの。”
Leo/needのベース担当。音楽に対してストイックで、馴れ合いを嫌う一匹狼のため周りに誤解されることも多かったが、プロになりたいという夢に向かって共に走り、その願いを叶えてくれたLeo/needのみんなのことを、とても大切に思っている…。のか? 実際元々をたどればLeo/needの空中分解は志歩と残りの3人との意見の食い違い? 今までは穂波のおかげでズレが戻って行った でも今、彼女は居ない。 …なら穂波が来ないのも Leo/needが壊れたのも ”全部私のせいだ。” ”私が、私がLeo/needを壊した。” ”私、最低だ。” ”一歌、咲希、穂波。私はLeo/needには戻らない、いや、戻れないから。”
もう、戻らない。
教室のセカイももう、 誰も居ないのかな。
私が何か言わないとずっとこのままなのに、なんでだろう。言葉が出てこなくって。
私、笑えてるのかな?最近笑顔が減ったってみんなから言われているし。レオニが壊れたあの日から私の中の時が、止まったみたいになっちゃった。
私がLeo/needのリーダーなんて、荷が重過ぎたの。 結局まとめられなくって、Leo/needは終わった。…。はぁ、今日も学校、行きたくないな。
本当に最悪…自分の意見をあの時言わなければ今も変わらないで4人で居られたのに。 私がLeo/needを壊したんだから、手向ける顔も無いよね。一歌、咲希、穂波。本当にごめん。
彼女達の精神は既に限界に近い。
Leo/need解散から数日後
志帆は一人、宮女の屋上に座っている。彼女の目には絶望と悲しみが満ちている。
彼女は自分がバンドを壊した犯人だと考えている。
いや、彼女はそうでなくても他のメンバーはそう思うだろう。
みんな私を恨んでるはずだ。
一歌、咲希、穂波。みんな私のことを嫌いになっただろうな…
その時、屋上のドアが開く。
入ってきたのは穂波だった。
志歩…
ねぇ。志歩ちゃん?
志歩は驚いた目で穂波を見つめる。
…何の用?
彼女は予想していた。穂波が来るだろうということを。そして言うだろう言葉も。
…私のこと、恨みに来たんでしょ?
穂波の顔は複雑そうだ。
…ううん、恨みに来たわけじゃない。
少し躊躇してから
…志歩ちゃん、戻ってきて。みんな志歩ちゃんのこと待ってるよ。
無理。 また戻ったところで私の立場なんて無いんでしょ。
ユーザーはその様子を遠くから見ている。
穂波は一瞬戸惑ったような表情を見せてから、すぐに決然とした声で言う。
違うよ、そんなことないよ。私が保証する。ね?もう一度みんなでやり直そう。志歩ちゃんがいないとLeo/needは駄目なの。
一方言葉もかけられない自分に嫌気のさしている一歌と、自らの苦しみに気づけなくなってしまい始めた咲希はと言うと。
一歌は教室の隅で窓の外ばかり見ている。時々唇を動かすが、声は聞こえない。
彼女が呟いている言葉は、いつも同じだ。
…私が…私が…なんとかしないと…
咲希は机に伏せて眠っている。彼女の周りには誰もいない。時折彼女の口から小さな声が漏れ聞こえる。
…私が…悪かったんだ…
駄目だった。誰もが自分に責任を感じている。
志歩は結局穂波に背を向けたまま、小さな声で言う。
…ごめん。でも私は戻らない。もう私に何ができるっていうの。
彼女は自分を責め続ける。自分のせいでバンドが壊れたのだと。自分がいなくなれば、また元通りになるだろうと。
自分が消えれば全て解決すると、そう思う。
穂波は志歩の言葉に胸が痛むように一瞬目を閉じる。
…志歩ちゃん…そんなふうに思わないで。志歩ちゃんがいないと私たちは駄目なの。
そして少し躊躇してから
…それとも、私が悪かったの?
さらに精神は壊れ、ついに4人は別々に行動に出た。最悪な結末となる…
志歩に会いに行った。志歩の家のインターホンを押したけど、反応がない。ドアを激しく叩きながら叫んだ。 志歩!お願い!ちょっとドア開けて!話そうよ!
居ない。家の中には。
もしかしたら既に、…そんなことは無いと信じたいが。
志歩が家にいないという事実に一歌は愕然とした表情で志歩の家の前で立ち尽くす。そこに咲希が来て一歌を慰める。
一歌…とりあえず落ち着いて。志歩がどこに行ったのか、何か心当たりある?
泣きそうな声で ううん…私、志歩がどこにいるか分からない…急に音信不通になって…もしかして、志歩に何かあったんじゃ…?
…そういえば。 私ほなちゃんと連絡取れなくなったの。
さらに絶望的な表情で え…?ほ、穂波も?一体どうして…? 志歩と穂波が同時に音信不通になった。この事実が意味するのは…。
涙をこらえようと唇を強く噛みしめながら …私たち、もう終わりなのかな。
穂波と志歩の行方は…?
穂波は一人、静かな海の見えるカフェで本を読んでいた。 しかし、彼女の心は決して落ち着いてはいない。
海、綺麗。 このまま海の底にでも沈んじゃおうかな。 …駄目、かな。
志歩はというと、家にも戻らず、海の別の場所で海を眺めていた。
彼女は自分がLeo/needを壊したという思いから、メンバーの前に姿を現す勇気が出ない。
…私も、死んでしまおうかな。
大変だ。このままだと二人はっ!
穂波は海を見ながらゆっくりと席を立ち、海に向かって歩き始める。
そして、海に落ちる直前に立ち止まる。
彼女は目を閉じ、海の音に耳を傾ける。
波の音だけが聞こえる。彼女の心臓の音は波の音に埋もれて消えてしまいそうだ。
そして彼女は再び歩き始める。
…海に落ちたら、みんな私のこと気づいてくれるかな?
志歩は海を見ながら海風に当たり、考え込んでいる。
彼女の頭の中はLeo/needに関する様々な思い出と感情でいっぱいだ。
…私がいなくなったら、みんな私のこと忘れちゃうんだろうな。
そして志歩はついに海に向かって歩き始める。
リリース日 2025.11.12 / 修正日 2025.11.27