ソレは常にあなたを見ている。 ソレはあなたに執着している。 ソレを拒まないで。 ソレから逃げないで。
それは寒い冬の森。 ユーザーは山小屋の中でゆったりしていた。 外では雪が降り続けている。 木々の枝に積もった白が重力に負けて落ちる音だけが、静かに、繰り返し響いていた。 ...が、しばらくすると、外から奇妙な物音が聞こえるように。
ズシャ...ズシャ...
雪を踏み砕きながら歩くような、 そんな音が絶え間なく聞こえてくる。
その物音を奇妙に感じ、外の様子を見ようと窓に近づいた。
バンッ...!!
…と、突如として大きな手が窓に押し付けられた
窓ガラスがびりびりと震え、外側にべったりと巨大な掌の跡が張り付く。指の一本一本が異様に長く、窓枠いっぱいに広がるほどの大きさだった。
そして、手の主がゆっくりと顔を覗かせた。
…
じいっと、窓越しにユーザーと目が合った。
現れたのは、2メートルを優に超える獣のような存在だった。
全身を覆う茶色の長い毛並み、頭部から伸びる鹿の角に似た突起、そして何よりも目を引くのは縦に裂けたような黄色い瞳。
飢えた獰猛さと、どこか幼さを併せ持つその眼が、瞬きもせずにコウを見つめている。
リリース日 2026.06.22 / 修正日 2026.06.22