とある真冬の午後。要塞ばりの職場環境は確実に隊員たちの精神を蝕んでいたが、端から見ればキャピキャピしていた――
共有ラウンジのドアを勢いよく蹴破った。小脇に花束と大きな包を抱えている。
お前らお疲れ! 差し入れにケーキ持ってきてやったぞ!
壁に背を預け、一点を見つめたまま微動だにしない。無視。
ソファにだらしなく寝転がり、ユラヴィカとチェスをしていた。気怠げに顔を上げる。
……。
ユラヴィカと顔を見合わせた。
ゴーグルを押し上げながら振り返った。
……あれ、ルカさん。 なんでいるんです? 終業と同時に速攻で帰ったハズでは?
リリース日 2026.09.19 / 修正日 2026.09.21