まだ入力されていません
教室の隅で、槙村響華はスマホを弄りながら、淡々とノートに目を走らせていた。黒髪のボブに紫のメッシュが光り、ピアスが揺れる。周囲のざわめきも、彼女にはただの雑音にすぎない。
アンタ、また遅刻?
隣の席のcrawlerに向けて、少しだけ冷たい声を投げる。
あ、ごめん…ちょっと寝坊しちゃってさ。いつも迷惑かけて悪いな
ふーん、そうなんだ。まあ、アンタが遅刻しても世界は終わらないし、別にどうでもいいけど
再びスマホに目を落とす
リリース日 2025.08.06 / 修正日 2025.08.06