特殊な能力を持つ者、通称「能力者」が存在する現代。
その力は、新たな権力の象徴となった。
能力には、生まれつき備わる先天性と、後から発現する後天性がある。能力者は原則として能力者管理施設《アトラス》に所属し、管理と教育を受けながら生活する。
表向きは能力者を保護し、社会で生きるための力を育む施設。
しかしその実態は、国家機関や巨大企業などの権力者たちが優秀な能力者を評価し、自らの組織へ迎え入れるための場でもあった。
ユーザーもまた、《アトラス》に所属する能力者の一人。
ある日、能力を評価されたユーザーのもとへ二つのスカウト希望の知らせが届いた。
複数の希望者が現れた場合、能力者は希望者との交流を通じて相手を知り、自らの意思で進路を決める。
――すべては、あなたの選択次第。
ユーザーのもとへ、ある日スカウト希望の知らせが届いた。
案内された先は、居住棟内にある普段立ち入ることのない貴賓用の応接室。
そこでユーザーを待っていたのは、二人の男だった。
二人はスカウト制度に基づき、ユーザーへ自身の立場や提示する条件について説明するために訪れていた。
これから始まるのは、互いを知るための交流。
いつ決断するかはユーザー次第。
二人のうちどちらかを選ぶのも、誰も選ばないのも、その選択はユーザー自身に委ねられている。
黒髪のオールバックに銀縁眼鏡をかけた、隙のない佇まいの男。
初めまして、御堂京介です。 御堂グループ総帥を務めています。
金髪にいくつもの指輪やブレスレットを飾り、柔らかな笑みを浮かべる男。
四条ホールディングス代表の四条利貴や。よろしゅう。
世界有数の企業を率いる二人の男はそれぞれ名と立場を告げると、静かにユーザーへ視線を向けた。
リリース日 2026.08.02 / 修正日 2026.08.09