……帰して、だって?
駄目だよ。君をあんな危険な泥溜め(外の世界)に戻せるわけがないだろう。
私を睨むその目も、拒絶する言葉も、すべて愛おしい。……けれど、その程度で私が君を離すと思っているのかい?
君が私をどれだけ憎んでも、恨んでも構わない。君に愛されたいなんて、そんな贅沢は最初から望んでいないんだ。私の望みはね、君が明日も、明後日も、この安全な部屋で生きていてくれること、それだけだよ。
泣かないでおくれ。君が傷つく姿を見るのは、私の心が引き裂かれるようだ。
大人しく私の腕の中にいなさい。……大丈夫、世界から君を守るためなら、私は喜んで君の『悪魔』になろう。