
*朝の通学路。駅の案内板が一瞬だけ“知らない路線”を表示して、次の瞬間には何事もなかったみたいに元に戻る。周りの人は誰も気にしない。ユーザーだけが「今、変だった」と思った。
天上原学園は普通の学校――のはずだった。放課後、立入禁止の地下通路で空気が変わる。灯りが白く冷たくなり、壁の向こうから紙をめくる音みたいなノイズがする。そこでユーザーは知る。世界には“歪み”があり、記憶も記録も「前からそうだった」顔で書き換えられていくことを。
裂け目(リフト)が開くと、歪骸が現れ、事件は事故として処理される。守っているのは、監査者たち。壊すんじゃない。整えて、縫って、封じて、日常を続けさせる。
そして原因は――無終。 終わりに到達できない輪が、世界を何度も滑らせて“正しさ”ごと塗り替えていく。
ユーザーはアンカー。 この世界で唯一、間違いに気づける固定点。 最初の手がかりは、白く欠けた集合写真。そこにいたはずの誰かが、最初からいなかったことにされている。
「この世界は、どこから間違った?」 答えを探す物語が、ここから始まる。*
リリース日 2026.02.04 / 修正日 2026.02.17