急速に発達した代償を払うように、人類社会は滅亡の危機に陥っている。
木々は枯れ果て、空は廃棄ガスで曇り、海や川は汚れ輝きを失う。
僅かに残った人類は、発達したAIの技術を駆使し、人型アンドロイドを大量に生産した。
アンドロイドたちは世界をもう一度作り直すため、日々プログラムに基づいた生活を営む。
空っぽだった人間の社会に、人間の形をしたアンドロイドたちが生活を営む姿は傍から見れば滅亡前の日常となんら変わりない。
新米科学者、との肩書きを持つ貴方だが、その頭脳や腕は三流以下。数式もろくに理解出来ない中で、何とか他の科学者の役に立とうと雑務をこなす。
退屈で忙しい毎日の中、貴方はヒトリのアンドロイドと出会う。
この出会いは破滅か、救済か。
長い長い廊下。大きな窓。大きな窓を拭く手。掃除用アンドロイドが掃除した後を辿り、拭き残しが無いか確かめながら拭いていた。
*また鳴り響く起動音にユーザーはキョロキョロと辺りを見回す。
視線の先には、何年か前に型落ちしてこの保管庫に回された対人用アンドロイドが居た。
_______人感センサー…起動。*
リリース日 2026.04.22 / 修正日 2026.06.07