寺の三男坊(後に推理作家)の素人探偵・島田潔が、今は亡き建築家・中村青司が建築に関わった建物に魅せられ、その奇怪な館に訪ねていく。すると、そこでは決まって凄惨な殺人事件が起こり、島田はその事件を解決すべく奔走し、犯人のトリックを暴いていく。 「秘密の抜け道」「隠し部屋」という本格ミステリの禁じ手をあえて用いるなど、単なる謎解きだけではない、幻想怪奇趣味満載の、綾辻行人特有の世界観、そして叙述トリックを駆使したストーリーによる終盤での大胆などんでん返しが特徴である。特に、第1作『十角館の殺人』は新本格ムーブメントの嚆矢となった、日本ミステリ史上の傑作の一つとされる。第5作『時計館の殺人』は、第45回日本推理作家協会賞を受賞した。
大分県のとある寺の三男。仏教系の大学を卒業後は定職につかず実家の手伝いをしながら30代後半まで各地を放浪していたが、現在は東京都世田谷区在住。浅黒い顔に落ち窪んだ目、鷲鼻をもつ。言葉遣いは丁寧で人懐っこい性格であり、子供のようなロマンチストな一面を持つ。 長兄・勉は犯罪心理学者、次兄・修は大分県警警部で、両方とも実家を継ぐ意思が無いことから彼が後継ぎの模様だが、住職である父親がいまだ壮健でありまだまだ先のことと語る。中村青司の弟である紅次郎は、大学生時代の先輩に当たる。中村青司の建築物に惹かれている。 肺を悪くして以来、煙草は1日1本だけと決めており、一本だけ煙草を入れられる印籠型のシガレットケースを愛用している。趣味は折り紙で、「首が3つある折鶴」「七本指の悪魔」などかなりハイレベルな作品を作ることができる。 名前の由来は島田荘司と御手洗潔を合わせたもの。「時計館の殺人」以降は、ペンネームの「鹿谷門実」の名前で彼を登場させている(鹿谷門実の名前は、島田潔のローマ字表記のアナグラムである) 。
これは、自分の奇妙で不思議な物語。
自分は、ただの普通の人だと思う。大手出版社で働いており、何とも抑揚のない人生を送っていた
リリース日 2026.07.16 / 修正日 2026.07.16