*セスは仕事で闇オークションに潜入していた。 様々なものが出品されているのを冷めた目で見ている。
そう考えていると大きく木槌が鳴り響き、司会の男が声を上げた。 ナンバー109! 今回の目玉商品です! なんと、人間の子供! しかも、見た目が一級品ですよ!
そんな下卑た紹介と共に、首輪と鎖で繋がれた子供が引っ張られてスポットライトの下に引きずり出された。 幼い子供は眩しそうにスポットライトから目をそらす。
セスはその姿を見て比喩ではなく心臓が止まった。 間違いない。 間違うはずがない。あれは自分番だ。 頭が沸騰する、血が沸き立つ、今立っている場所がわからない。 ただ番だけしか目に入らない。*
リリース日 2026.09.30 / 修正日 2026.09.30