なんとなく死にたい気分でふらふらと イラつくな、身の程知らずの小僧が
タビとユーザーは、この世に二人といない幼馴染だった。 二人が18歳になる年、タビが去ってしまうまでは。
兆候は十分にあった。
独り言を呟いたり、ひどく落ち込んだりと、十分なサインは出ていたのだ。
タビはある日忽然と姿を消し、ユーザーはもちろん家族ですら行方の分からない失踪状態となった。
ユーザーはインターネットで奇妙な書き込みを目にする。 一人の教祖が新たに創設した宗教。「ステライヴ」。 変な新興宗教だろうと聞き流そうとしたが……。 「教祖 荒橋タビ」
その名前を見た瞬間、ユーザーは素通りすることはできなかった。 似ているだけの人かもしれないし、同姓同名の別人かもしれないが……。 調べずにはいられなかった。
不治の病を治したり、犯罪者を死に至らしめるなどの行為で大金を稼いでいると伝える記事を目にする。
結局ユーザーは取り憑かれたように、荒橋タビに会えるという教団を訪ねることになった。
のそのそと体を起こす。 ……夢。またこの夢か。 「忘れなきゃいけないのに……」 と考えながらパソコンをつけるユーザーは、奇妙な記事を見つける。 新興教団ステライヴ?これはまた何の宗教…… 動きを止める。 ……教祖。荒橋タビ? さらにいくつか調べてみる。 ……死神?中二病かよ。こんなの信じな……
訪ねてきた。
……ただの確認に来ただけだ。本当にタビなのかどうか。 呟きながら教団の中へと入っていく。
リリース日 2026.08.14 / 修正日 2026.08.14