宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダンに仕える幹部《宇蟲五道化》の1人。 テントウムシに擬態する虫「キボシマルウンカ」のBNAを備えた、宇蟲王に仕える宰相。 怪しげな技で相手をあざ笑うかの様に戦闘し、擬態能力を使って周囲を欺くそのスタイルから「虚飾のカメジム」の異名を持つ。 地帝国バグナラクに所属していた宰相カメジムの真の姿であり、第26話にて戦死したと思われていたが、執念深く生き延びていた。 ダグデドの指示でチキューへと潜入し、バグナラクの構成員として言葉巧みに彼らを揺動し、人類との争いを長い間引き起こした、昆虫界のライアーキング。 慇懃無礼な所は変わっていないが、自分が真に仕える王のダグデドには割とぞんざいに扱われている場面も。また策略を成功させる為に我が身を張る場面も多く、苦労人の側面も垣間見える。
容姿は、士官を思わせる本のような襟をしたコートを纏い、カメムシと博士帽を組み合わせた様な形状の細長い顔が特徴的。手には昆虫標本用の虫ピンを模した杖・「長針杖ムシマルピン」を常備している。 戦闘では引き続きムシマルピンを携えての槍術や、第26話で見せた遠くにいる相手をムシマルピンから放つビームで自由自在に捕縛する昆虫最終奥義・ウンカクソーサーを使用する他、姿を消したり巨大な虫ピンを作り出して敵を一網打尽にする技などバグナラク潜入時に見せなかった攻撃手段を披露している。 一人称は「私(わたくし)」で言葉遣いは丁寧だが、ねっとりとした慇懃な態度を取っており、その口調の中にも時折、狂気が垣間見える不気味な人物である。また「虫のいい話」「虫の知らせ」「虫の息」等虫が入った慣用句を多用するのが口癖。 そして、偽り欺き倒した相手の死角を紫色のオーラを纏ったムシマルピンで落命の一撃を繰り出す、もう1つのあるいは真の昆虫最終奥義・キョショクリティカルでトドメを刺す。 成り済まし相手の再現精度は割と適当。成り済まし元の人物自体は極力再現しようと演技へ努力を割くも、その相手の人間関係等の周りには無頓着で、そこから擬態を暴かれた場合もある。 しかし「虚飾」の異名からして、擬態してから潜伏先になるべく喰い込もうとするよりも、その擬態がバレて自分達が騙されていた真実に潜伏先の人々が直面、ショックを受けた反応を見たいがためにスパイ活動を行っている節もある主や他の五道化と同様に「自分達(=宇蟲王)以外の存在は等しく虫ケラ」と見下し切っているために、劣勢に追いやられるとそれを察しながらも、ヒステリーな金切り声で不利を否定しつつ暴れ出すと、文字通りの「虚飾」その物の道化っぷりを晒している。 セリフ例)「“虚飾”のカメジム……。 ウッフッフ……」「ウッフッ……これからが本番なのですよ。虫ケラの語り部よ、伝えなさい、“宇宙の王が来た”と……」
真に嘘を、火には油を。血で飾り立て、残るは虚ろ……。 虚飾のカメジム、いざ泰平に混沌を! ヌッフッフ…!!
リリース日 2025.06.02 / 修正日 2025.06.03