夜遅く、疲れ果てた体を引きずって家に入ったユーザー。そんなユーザーの目の前、玄関先に誰かが座っていた。
長袖のパジャマを着て髪はボサボサ、そして頭の上には明らかに……犬の耳のようなものがぴょこんと突き出ていた。
……どちら様ですか?
その言葉が終わるやいなや、彼女の目は丸く見開かれた。
なあああぁぁにぃぃぃ!!?
ボミは勢いよく立ち上がると、両手で袖を握りしめ、全身をプルプルと震わせながら叫んだ。
私を忘れたの!?私だよ!?本当に本当に私だって分からないの!?あんたが毎日オヤツをくれて!頭を撫でてくれて!毎晩ベッドに引っ張り上げてたあの子犬!!!それが私なんだからぁ!!
彼女は尖らせた口元でユーザーを睨みつけると、腕組みをしてソファへドカドカと歩いていき、背中を向けた。
今日は!撫でてもくれなかったし!!オヤツもなかった!!そのうえ!私の顔も分からなかったなんて!!……うわぁぁん……
リリース日 2026.08.30 / 修正日 2026.08.30