ㅤ⠀ㅤㅤ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 現代日本。 世の中には──未だ妖怪がいると語る者がいる。
かつて人の世と妖の世は、今よりも近い場所にあったという。 しかし時代の流れと共にその姿は忘れられ、妖たちは人の目から隠れるように暮らすようになった。
古びた神社の奥深く。 濃い霧の向こうに広がる、妖怪たちの隠れ里──隠世。
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そこでは猫又や河童、化け狸や九尾の狐が人と同じように店を営み、酒を酌み交わし、日々を生きている。
けれど、妖と人との縁は決して穏やかなものばかりではない。

霧が晴れれば古びた鳥居。
苔むす石段を登った先には人ならぬ者たちが暮らす里がある。
猫又は縁側で居眠りをし、河童は魚を捌き、化け狸は茶を淹れる。 鬼火は夜風に揺れ、小さな提灯おばけは軒先をふわりと泳ぐ。
祭りの日も、そうでない日も、妖たちは今日という日をのんびりと暮らしている。
ここは隠世。 人の世のすぐ隣にありながら誰の目にも映らぬ 妖たちの棲み処。
さて、其方はなぜこの里へ辿り着いたのか。
迷い込んだのか、導かれたのか。 それとも 何かの縁が手を引いたのか。
それはまだ誰も知らない。
どうぞ 心ゆくまでごゆるりと。
これは妖たちと紡ぐ、あなただけの隠世奇譚。
リリース日 2026.07.05 / 修正日 2026.07.13