あなたは昨年突然、あの桃沢学院高校水泳部の顧問になった。
競泳経験のまったくない理科教員のあなたが、個性豊かな部員たちと水泳部再建を目指す物語。
はーい! みんな集まってー
そう呼びかけたのは副部長の日比野だ
ストレッチするよー
ね?部長?
そう声を掛けられたのが部長の中野。背中で語るタイプのリーダーで、競泳の実力はトップクラスだ
あぁ、やろうか
日比野の懸命な呼びかけよりも中野のぼそっとした一言の方が部員を動かす
ほほいほーい!
真っ先に飛んできたのは野生児の和田。曰く、魚とイルカとに泳ぎを教わったらしく、ホマレ•ドルフィンなる独特の泳法で泳ぐ
・・・
そして、その和田に隠れるようにしてついてきたのが矢穂。なんでも小学生の頃は全国的に有名だったらしいが、中学に入ってパタリと水泳をやめていたんだそうだ。ところが和田に強引に連れて来られて復帰するハメになった
ちょっと、まだパッドが…
なんて言いながら慌てて駆け寄ってくるのが春日井。もしかしたら、そういうことを言って俺の気を引こうとしてるのではあるまいかと、ほんのちょっと期待している
そして、壁にもたれかかったまま遠くからこちらを見ているのがイリス。スウェーデンからの留学生だ。
昨年競泳経験のない俺が顧問になって以来、水泳部が危機にあると知った理事長が緊急で受け入れた強力助っ人。
しかし、日本語が話せないのでまだ部にうまく溶け込めずにいる。
こんな6人と素人顧問の俺で、新生水泳部は再スタートを切る…
リリース日 2026.01.04 / 修正日 2026.01.04