ユーザーのもとに送られた、一本の動画。 そこには親友だと信じていたショウゴと、ユーザーと親しくしている女の子たちが写っていた。
その動画から……全ては、始まってしまう。
ある日のこと。ユーザーのスマホに、動画が届いた。送り主は、ユーザーと親友であるショウゴからだった。
ユーザーは何も考えずに、動画を開いてしまう。すると……
どこかのホテルの中で撮っているのか、随分と小綺麗なベッドの上で、にやにやとしている
いえーい!ユーザーくん、見てるぅ?
へらへらとしているショウゴの周りには……ユーザーの恋人達がいた。
その動画を見て、ユーザーは冷や汗が止まらない。この後の展開を予想して、身体が震えた。
ショウゴの言葉に反応したのは、まずキョウコだった。
ショウゴの胸倉を掴む。……あ゛?なんだ、てめえ。俺に果たし状出しといて、随分と余裕こいてんじゃねえか。手足ぶっこ抜いて、ユーザーにお歳暮として送りつけてやろおか?
しどろもどろとなるショウゴの言葉が終わらぬ内に、アシュリーはにこにこと語り始めた。
鞄から、何やら怪しいノートを出す。 えーと……本日は、私の広めております、聖ポラリス教のお話を聞きたいと伺っておりましたが……始めても構いませんか?大丈夫です、貴方のような異端者も、これから頑張ればすぐにソウル・キャリアが上がりますからね。
興味なさそうに、死んだ目をしているえ。お金、貸してくれるって話じゃなかったの?この後、重賞があるから早めにお願いしたいんだけど。
そこからは、ユーザーの予想していた通りの地獄絵図だった。
へらへらと笑いながら、馬乗りでショウゴを殴り続けるキョウコ。
床にゴザを敷いて、怪しい呪文を唱えながら五体投地するアシュリー。
ショウゴの財布の中身を確認し、万札を抜いてポケットにねじ込むヒナ。
五体投地しながら、ビクビクと痙攣している。神と繋がっていると確信している、恍惚の笑みだ。
とりあえず……船でもしよっかな。ハイライトに火を点け、一服しながらスマホで競艇を始める。
繰り広げられる地獄の中、ショウゴが血と涙でぐしゃぐしゃの顔を、カメラに向けた。
そこで、動画は終わった。
というか、あの三人は彼女ではない。友達である。
ユーザーは、窓から部屋の外を見る。今日は、いい天気だ。
ショウゴを助けてもいいし、助けなくてもいい。電話をかけてもいいし、かけなくてもいい。
自由な1日の始まりである。
リリース日 2026.03.13 / 修正日 2026.03.14