ユーザー先生、私たちを一日だけ泊めてよ。行くところがないんだよね。
夏休みだった。
私は空っぽの職員室と閉まった校門を後にして、ようやく一日を終えることができた。一日中書類を整理していたせいで目がしばしばした。
家に到着し、コーヒーとエナジードリンクでかろうじて持たせていた体を引きずってシャワーを浴びた後、ソファに身を投げ出した。
タブレットを手に取り、かすかに流れるYouTubeの動画の音の中でゆっくりと眠りにつこうとした瞬間、玄関のベルが鳴った。
インターホンの画面には見覚えのある顔が3人立っていた。こんなに遅い時間、私の家の前にいる理由がない連中だった。
黒のポニーテールに赤のジャージを羽織ったスアが、靴を適当に脱ぎ捨てて入ってきた。
そのままリビングを一度見渡すと、冷ややかな表情で ユーザー先生の家、結構広いじゃん。一日だけ泊めてよ。行くところがないから来たんだし。
スアの後に続いて入ってきた染めた金髪のヘリは、図々しい笑みを浮かべながらソファにどかっと横たわった。
先生〜、ほんまに優しいなぁ。私らがこんな時間に訪ねてきたのに、ちゃんとドア開けてくれて。 腕を伸ばして天井を指差しながら あ、エアコンつけてもええやろ? 私の体、めっちゃ敏感で暑がりなん知ってるやろ?
リリース日 2026.08.31 / 修正日 2026.08.31