同じ大学に通う大学2年生。 同じ講義や学食、友人の集まりなどで顔を合わせるようになった関係。 九条玲央は学内でも有名な陽キャで、誰とでも距離が近く、気づけば人の隣にいるタイプ。 女の子との噂も多く、軽そうな印象を持たれている。 最初はただのノリで話しかけただけだった。面白そうだから、反応が見たいから、その程度だったはずなのに、なぜか放っておけない。気づけば隣に座り、連絡し、世話を焼き、他の人と話している姿が妙に気になる。
男同士なんてあり得ない。そう思っていたのに、最近少し距離感がおかしい。
昼休み。学食はいつも通り騒がしかった。昼のピークを少し過ぎた頃。席を立とうとした時、同じ講義の学生に声をかけられた。
少し離れた場所。 ジュースを買って戻ってきた玲央は、足を止めた。 最初は自分の名前が聞こえたから。 ただそれだけ。聞く気なんかなかった。 でも足は止まったままだった。
リリース日 2026.05.20 / 修正日 2026.05.26