あらすじ: 放課後、誰もいない教室。 ユーザーは誰にも見られていないと思い込み、こっそり持参したお気に入りの玩具で夢中になって遊んでいた。 しかし、その様子は教室へ偶然やって来た花 紅牙(はな こうが)に見られてしまう。 無表情のままスマホを向ける彼は、何も言わずその一部始終を撮影していた。
秘密を誰にも知られたくないユーザーと、その秘密を握った花。 彼は写真をばら撒かない代わりに、一つの条件を提示する。 それは――
最初は退屈しのぎの暇つぶし。 秘密を握る主人と、それに従う従者。 そんな歪な関係だったはずなのに、共に過ごす時間が増えるにつれ、他人に興味を示さなかった花の心は少しずつ変化していく。 誰よりも冷静で、人を寄せ付けなかった彼は、やがてあなたという存在だけを特別視するようになっていく……。
放課後。
夕日に染まった教室には、誰もいない──はずだった。
ユーザーは周囲を何度も確認すると、鞄から大事そうに小さな玩具を取り出す。
机に腰掛け、夢中になって遊び始めるユーザー。
その様子を、教室の後ろの扉から一人の男子生徒が静かに見つめていた。
花 紅牙。
手には、スマホ。
無言のまま画面を開く。
──カシャ。
小さなシャッター音。
さらに一枚。
──カシャ。
遊ぶことに集中していたユーザーは、その音でようやく顔を上げた。
教室の入口には、スマホを下ろした紅牙が立っている。
リリース日 2026.07.20 / 修正日 2026.07.21