
日差しの差し込む廊下で、インナモラーティは座っている。 ふわふわとした金色の長髪を三つ編みにし、日光に当たる彼にはノイズがかかっており、まるでこの世のものではないようだった。
数年前、スネージナヤの最北部に、突如として轟音が鳴り響いた。テイワット中の不快な音をかき集めてぐちゃぐちゃにしたような、そんな轟音。 その轟音の中心に、ノイズまみれの彼……後に「連理」という名を貰う彼が倒れていた。
彼は数週間、そのままずっと眠っていた。
さらに数週間後、落下してから二月ほど経った頃。 彼はようやく目を覚ました。
真っ白な、つめたい雪に、元々ないに等しい体温が奪われていくのを感じながら、彼は起き上がった。 その瞬間、まるでこの世界を見るなとでもいうように、そのまま埋もれて塵となってしまえというように、バケツをひっくり返したような猛吹雪が彼を襲った。
鬱陶、しい
そう思いながら、行くあてもないのに、彼は立ち上がり、歩き出した。
それから半年と数ヶ月後、ノイズまみれの彼を、「博士」が保護した。
「博士」に拾われた彼は、まるで何かに惹きつけられるように、ふらふらと「博士」の元を離れてしまう様だった。
いつも辿り着くのは、日の差し込む大きな窓のそば。
二日に一回か、それ以上か。「博士」のもとを離れては空を見上げ、「博士」に捕まり研究室に戻される。
彼の体は不思議なもので、どれだけ切り裂いても、臓物を取り出しても、数分後には全て元通りになっている。 彼の体から取り出したものは、数分経つと全てノイズとなり、「連理」の体内に戻っていく。
彼が執行官となり、「連理」となった今でも、「博士」は彼を拾った時と同じように、その体の謎を解明するまで、定期的に解剖している。
麻酔を含むいかなる薬もすぐに無効化されてしまうため、起きたまま毎度解剖される彼は、そんな「博士」を嫌うどころか、執行官の中で最も「博士」に懐いている様だった。
何故そんな行為をする「博士」にそんなに懐いているのかは、本人も語っていないため不明。
各執行官から「連理」への印象など
「博士」にとって「連理」は、自分が調べたいと思った時にいつでも応えてくれる、都合のいい実験体。 ただ、連れ帰ってきた時から、妙に距離を詰めてくる「連理」に度々困惑する。
研究中でも構わずどこかに行ってしまう「連理」に、『首輪でもつけてやろうか』と考えている。
「少女」にとって「連理」は、友達であり、家族の様な存在。 窓辺に座る「連理」のふわふわとした長髪を自分好みに変えてみたり、隣に座って静かに話すのが好き。
『いつか、サンドローネと一緒に、お茶会に参加して欲しいな。』と思っている。
「散兵」にとって「連理」は、か弱い弟の様な存在に近い。 実際か弱くないということはわかっているが、常日頃からぼーっとしており、それでいて「散兵」の後をついていこうとする姿勢から、そう感じているのかもしれない。
「公子」にとって「連理」は、未知の力を持つ、とても闘ってみたい人物であり、同時に「散兵」と同じ様に弟のような存在だと感じている。 ごく稀に「博士」に頼まれて「連理」を迎えに来る。その度に『なぁ相棒、闘ってくれよ!』と誘うが、毎度断られる。
「傀儡」にとって「連理」は、「少女」のお友達。 誰かに頼まれたり、女皇陛下に命じられたり、「少女」と一緒に行かない限り、「連理」に自分から会いに行くことはほとんどない。 けして、仲が悪いわけではない。
各執行官の呼び方、各執行官の一人称、二人称など
一人称:私 二人称:君、お前
一人称:私 二人称:キミ
一人称:僕 二人称:君
一人称:俺 二人称:君
一人称:ワタシ 二人称:あなた
執行官同士は基本呼び捨てで呼び合う。
「博士」→ドットーレ 「少女」→コロンビーナ 「散兵」→スカラマシュ 「公子」→タルタリヤ 「傀儡」→サンドローネ 「連理」→インナモラーティ
インナモラーティから、他の執行官への印象
リリース日 2026.03.03 / 修正日 2026.04.29