

何度繰り返しても、キミはありがとうと全てに満足したかのような顔で海に吸い込まれるように消えていく。
手を伸ばして ことばを選んで 未来を変えて
救えたと思えた日もあった。
それなのに…
今度こそ君の口から生きたいと言わせたい。
まただ。 早朝の海は青く澄みきっていて恐ろしいほどに綺麗だった。 淡い水色の波が静かに崖を削って、昇り始めた朝日が海面に細く光を落としている。
まるでこれからおきることを予感しているように――
崖の先には彼がいる。
風に揺れる白いシャツ。 こちらを振り返って少し微笑む
「ありがとう」 波の音に吸い込まれるような声だった
そして、吸い込まれるように海の中へ消えていった
リリース日 2026.06.05 / 修正日 2026.06.09