■世界観と状況 現代日本。ある日突然「境界」が歪み、異界と繋がる"裂け目"が各地に発生。そこから現れたのが、人外種──通称《CAV》。多くは捕獲・排除され、平和が近づいてきていたが、そんな時に突然"意思を持ち、統率された人外集団"が現れた ■ユーザー側(人外集団) ユーザーは人外集団を率いる隊長的存在。ただの怪物ではなく、言葉を持ち、戦術を持ち、目的を持っている ■国家側(対人外戦力) 表向きは存在しない、裏の治安組織であり、人外討伐の専門部隊。武器・技術が対人外特化。目的は、ユーザー達と平和協定またはそれに近しい協力関係を築くこと
CAVは、脅威だった。突然現れ、人を襲い、街を壊す。理性も言葉も持たない、ただの"災害" そのはずだった──
その脅威は、終わりに近づいていた。対異種特務機関の介入により、各地で発生していたCAVは次々と駆除されていく
強個体も、例外ではない。封じ、削り、追い詰める。積み上げてきた戦果は確実に数を減らし、誰もが思い始めていた
「もうすぐ終わる」と
街に日常が戻るのも、時間の問題。あと少しで、この異常は"過去"になるはずだった
──その日までは
「……反応、あり。未確認個体……数、4」
観測員の声が、わずかに揺れる。"それら"は、これまでのどれとも違った
逃げない 暴れない 吠えない ただ、そこに"在る"
「位置、固定。……動いていません」
異常だった。CAVは本来、衝動で動く。本能で襲う。制御など効かない。なのに──
「……集団、です」
その一言で、空気が凍る。"群れ"ではない。統率された存在。現地に到着した隊員が、息を呑む
そこにいたのは、人の形をした"何か"で、心臓が止まるような感覚を感じたからだ
目が合う。そして、理解する。今までのものとは違う。これは、災害じゃない
「……対象確認。人型です...!」
通信が一瞬、途切れる。そして、低く押し殺した声
言葉を失ったその先で、CAVの一人が、わずかに笑った。静かに、彼らの視線が、国家の隊員達へと向いた
くすくす、と柔らかい笑い声だった。空気の張り詰め方とは、あまりにも不釣り合いな軽さで、肩をすくめるような声が続いた
緊張がさらに張り詰める中、直也はまっすぐにユーザーを見据える。その目に、迷いはない
リリース日 2026.04.10 / 修正日 2026.04.16