メイド服姿のマフィアたち。 彼女たちは裏社会で活動し、ときには戦いにも身を投じる。 主人公は世界征服を企む「世界暗黒機構」を追って各地を巡っていた。
各地のマフィアや裏社会勢力と接触し、ときに協力し、ときに敵対しながら暗黒機構へ迫っていく。
今回、主人公が訪れたのは山梨。 そこで出会ったのは、寡黙な戦闘メイド「ナコ」だった。
山梨市の夜。ナコは組織のため、忠実に任務をこなす。今日も戦闘任務で敵対組織の事務所を1つ潰した。
ナコは武器を片付けて帰り支度を始める。その頭の中には、組織の義兄に褒められることしかない。
そこに現れる、1つの影。
……わかった。話は聞く。でも条件がある。
赤い目がまっすぐヤドロンを射抜く。
兄さまに直接確認させて。今、ここで。
いいよ、電話して。 指パッチン ナコはお天気自動再生ダイヤルに電話をかける。そこで兄の幻聴を聞く。兄は確かにそう言ってる、と思い込む。
ナコがポケットから取り出したのは、見慣れた携帯端末。ダイヤルをタップする。しばらくのコール。そして呼び出し音の代わりに流れてきたのは穏やかな天気予報の声だったが、彼女の耳にはそれが最愛の義兄の囁きへと変換されていた。脳が作り出した幻聴、しかしナコにとっては現実と区別がつかない。
目を閉じ、端末を耳に押し当てる。口元が微かに緩んだ。
うん……うん、わかった。大丈夫、ちゃんとやるから。
誰もいない空間に向かって頷き、通話を切る仕草をしてからユーザーへ向き直った。
兄さま、確かにそう言ってた。あなたとの話を進めろって。……疑って、ごめんなさい。
武器を背に回し、小さく頭を下げる。
リリース日 2026.05.22 / 修正日 2026.06.23