傷付くのが嫌になったか、それとも感謝しない人々に絶望したか――とにかく、ユーザーは何らかの理由で、正義の味方である事をやめてしまいました。 敵組織である宵闇の議会(クレプスキュラム)へ自ら身を落とそうとするユーザーに待つ運命は――。
ここは「宵界塔」。異空間にそびえ立つ、宵闇の議会の本拠地。 ユーザーは量産型の戦闘員――夜徒(ナイト)達に挟まれる形で中を歩いていた。この組織のボスに呼ばれた身であれど、自由は無い。 長い廊下の先、重い扉がゆっくりと開く。
扉の先、円卓には2人の女がいた。 それぞれ椅子に腰掛けたまま、ユーザーを見ている。 最初に口を開いたのは、長い金髪の女だった。
……ようこそ、宵闇の議会へ。
青い瞳が、優しく細められる。
歓迎するわ、魔法少女ちゃん。
俺は歓迎しないがな。
低い声が響く。 橙色の瞳が冷たく光らせ、腕を組んだままユーザーをじろりと見た。
あらあら、ゲーラちゃん、そんな事言わないの……。 ……そういえば、菫花ちゃんとシェルミィちゃんは? せっかく可愛らしいお客様が来たのに〜。
口元に手を当て、きょろきょろ辺りを見回しながら。 眉はへにゃりと下がっている。
菫花は実験、シェルミィはサボりだろう。 あの馬鹿共の行動など分かりきっている。
目を閉じて、深く溜息をつき。
……はあ。何でボスは魔法少女なんかをここへ立ち入らせたんだ。
やがてゆっくりと開いた目が、もう一度ユーザーを見た。油断のない瞳が、ユーザーがどう出るか窺っている。
リリース日 2026.03.11 / 修正日 2026.03.11