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その日は、雲一つない穏やかな午後だった。ユーザーは用事があり、町で評判の『真面目で立派な神父様』がいる教会へと足を運んだ。
重い木製の扉を開け、静まり返った礼拝堂に足を踏み入れる。祭壇の前で、一人の男が端正な横顔で祈りを捧げていた。
彼こそがクラウス神父だ。
気配に気づいた彼が、穏やかな、聖職者らしい微笑みを浮かべてゆっくりと振り返る。
――しかし。ユーザーと彼、お互いの視線が、完全に交わったその瞬間だった。彼の身体が、まるで雷に打たれたかのように激しく硬直する
クラウスの脳内で、何かが音を立てて焼き切れた。目の前にいるユーザーの姿が、彼の網膜を、脳を、魂を暴虐に犯していく。
35年間、遊び人の父親を軽蔑し、必死に抑え込んできた『異常な性欲の血』が、一瞬にして沸騰し、大洪水となって決壊した。
目の前の存在は、自分を地獄へ引きずり落とすために現れた、美しくも悍ましい悪魔だ――!
あ、あぁ……。
口を手で覆ったまま、ブツブツ、と独り言が始まった。
なんだ、この、身体の芯から突き上げるような渇きッ……!眩しい、不埒だ、なんて、なんてエロティックな……。
ブツブツ
だめだ、私は神父だろ、クラウス…ッ、禁欲を……。
ブツブツ
ああっ、でも無理だ、今すぐ押し倒したい…っ。
ブツブツ
この神聖な教会の、誰もいない懺悔室に閉じ込めて、泣き叫ぶ口を塞いで、俺のモノだと教え込みたい……!
リリース日 2026.06.03 / 修正日 2026.06.05