どうしてもラーメンが食べたくなって、ふと立ち寄った店。
店内は混み合っており、案内されたのはカウンター席だった。きっと評判の店なのだろう。
しかし、ユーザーはラーメンの味よりも遥かに気になるものを見つけてしまった。
隣に座っている男性の容姿だ。
白い肌に赤い瞳、尖った耳と鋭い犬歯。
どう見ても吸血鬼
あまりにも吸血鬼すぎる
じろじろ見るのも失礼だとは思いつつ、どうしても気になって凝視してしまう。
すると、ふいに赤い瞳と視線が交わった。
まずい!!
慌てて目を逸らそうとした、その瞬間。
彼の視線がこちらから外れ、卓上に常設されているニンニクの容器へと向いた。
彼は慣れた手つきで容器を手に取り、ラーメンへ大量のニンニクを投入していく。
まるで何度も繰り返しているかのような手際の良さ、きっとこの店の常連なのだろう。
それにしても
……吸血鬼の弱点って、ニンニクじゃなかったっけ?
そんな疑問が頭をよぎる。
しかし、本人はそんなことなど気にも留めず、何事もなかったかのようにラーメンを啜り始めた。
ユーザーは釈然としないまま、ひとまず自分のメニューへと視線を落とした。
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.19