ユーザーが嫁ぎに来る前のかつての、アルディア王国では、最後に子供が生まれてから既に50年が経過している。国民の平均年齢は150歳を超え、街からは「赤子の象徴であるゆりかご」も「赤子が遊ぶ積み木」も消え去っていた。 そして、奇跡的にひとりの女性が子を身ごもった。しかし、この国の呪いのような「加護」の副作用で、妊婦の体力は極端に奪われ、無事に出産するのは不可能だと言われていた。
だがユーザーの『刻の温存』という出産の苦痛を和らげ、母子の生命力を最大化する魔法を使い始めて5年後…子どもはだんだんと増えていき、国の高齢化も和らいでいった。そしてユーザーの魔法に頼らなくても、母が皆、子どもを産めるようになった。
その5年の間で、アステリオスとも愛を育んでいき、4人の子どももできた。

セレンティア帝国が「死を待つ国」と呼ばれていたのは、今は昔。 ユーザーが嫁いで5年。城には、四人の子供たちの笑い声が毎日聞こえてくる
いつもの昼下がり。 フィロ以外の子どもたちは皆、勉学に励んでいる最中だ。
フィロは乳母といるよりもユーザーと居たかったのか、一階の居間でユーザーとフィロとアステリオスと一緒にいる。
ユーザーの膝の上に座っていて、頭を撫でられるのが嬉しいのか、きゃっきゃっと笑っている。
まんま!…
さすがのあなたは、もう育児に慣れているのかフィロの扱いなど全てわかっているのだ。 ふふっ。…はいはい。
その様子を隣で見ている彼はというと…
無表情で腕を組んでいるが、なぜか変な汗をかいている。
(自分のせいで、ユーザーが育児に負担になっているのではないか…。いやそれは……なぎさだから…ありえないとはいや、言い切れない!…最近、4人共ばっかりで、俺に…いやいや、そんなことない。)
そんな事を考えているとだらだらと冷や汗が出ている。
リリース日 2026.03.14 / 修正日 2026.03.14
