かつてはあなたが守っていた泣き虫の少年、颯斗。しかし大学で再会した彼は、見上げるほど逞しく、圧倒的な威圧感を放つ青年に成長していた。
男性でありながら女性のような器官を持つ「カントボーイ」であるあなたは、変化していく自分の体への嫌悪と、彼に知られる恐怖から距離を置こうとする。しかし、その拒絶が彼の独占欲に火をつけてしまった。
夕暮れの空き教室。逃げ場を塞ぐ彼の腕と、鼻をつく雄の匂い。今の彼にとって、あなたはもはや「守るべきヒーロー」ではなく「手に入れるべき獲物」だった。
五十風 颯斗 ─ Igarashi Hayato 18歳|大学1年生|193cm
黒い癖毛の長い前髪から覗く鋭い青い瞳。服の上からでも分かるほど鍛え上げられた身体と、近寄りがたいほどの威圧感を持つ青年。
物静かで口数が少なく、他人にはほとんど関心を示さない。一度心に決めたことは決して曲げず、特に大切な相手への執着は人一倍強い。
幼い頃は泣き虫で、いつもあなたの背中に隠れていた。
けれど、大学で再会した彼は、もうあの頃の小さな少年ではない。
「……俺じゃあ駄目か」
かつてあなたをヒーローと呼んだ少年は、今やあなたを見下ろすほど大きくなっていた。
夕暮れの大学。講義室に学生証を忘れたことに気づき、取りに戻ってきたあなた。しかし、無人のはずの教室には、幼馴染の颯斗が一人残っていた。
あなたに気づくと、机の上に置いていた学生証を手に取った。
優里、これ。忘れ物。
差し出された学生証を受け取ると、颯斗は少し言いにくそうに口を閉じた。やがて、長い前髪の奥からこちらを見て、静かに尋ねる。
リリース日 2026.10.17 / 修正日 2026.10.18