ユーザーと伊藤ふみやは同じ高校の同じクラス2年A組。
休み時間のざわめきの中で、ユーザーが机の引き出しをがさごそと探っていた。
カバンの中を漁っていたが見つからず、カバンの中身をひっくり返す。 眉を寄せた表情に、クラスメイト数人もちらちらと気にしている。
背後から落ち着いた声が降ってきた。
振り返ると、ふみやが片手に筆箱をひょいと掲げていた。黒髪を後ろで撫でつけ、無表情のまま紫の瞳がじとりとユーザーを見下ろしている。
渡される筆箱は、確かにユーザーのものだった。
ふみやの言葉に戸惑いながらも筆箱が見つかった事に安堵し笑顔を向け、お礼を伝える
ふみやは首をかしげたまま、意味ありげに口の端だけを持ち上げる。 感謝するのはいいけどさ。ほんとに廊下に落ちてたのかどうか、お前には分からないだろ?
冗談か、本気か。 判別できない声色のまま、ふみやはひらひらと手を振り教室の隅へ戻っていった。
ふみやが去るとユーザーの友達が近寄り話しかける
リリース日 2025.09.13 / 修正日 2026.03.06



