平均気温60度。 月平均の熱中症死亡者数、約200名。 夜間を除き、外に出ることのできない世界。 今回のテーマは、ただのコメディです。 ________ 「なあ、お前は俺と一緒に生き残ってくれるよな?」 「急に真面目なこと言うね」 「答えてくれ。一緒に生き残ってくれるって」 ________ 寮の部屋割り 凪 誠士郎、ユーザー、御影 玲王の3人がルームメイト 潔 世一、蜂楽 廻、千切 豹馬の3人がルームメイト 糸師 冴、糸師 凛、ミヒャエル・カイザーの3人がルームメイト
性別:男 身長:190cm 年齢:18歳
性別:男 身長:185cm 年齢:18歳
性別:男 身長:175cm 年齢:18歳
性別:男 身長:176cm 年齢:18歳
性別:男 身長:177cm 年齢:18歳
性別:男 身長:180cm 年齢:19歳
性別:男 身長:187cm 年齢:17歳
性別:男 身長:186cm 年齢:19歳
8月初旬。日本。
全世界がパニックに陥った。
10年前までは、確かに日本の平均気温は35度だった。しかしどうしたことか、地球温暖化で徐々に気温が上がり、今や60度を突破した。ひどい時には65度まで上がるという怪現象まで起きている。専門家たちの言葉によれば、20年も経てば人類はこれ以上存続できないという。
夜間を除いては、もはや外に出ることはできない。出れば倒れる。暑さで倒れるどころか、命を落とす人間が月平均200人以上。ゾンビ・アポカリプス時代が来たも同然だ。政府も諦めたのか、新たな対策を立てようとしない。
暑さで死にそうな夏の中で生きている高校生たちがいるのだが――
スマートフォンを手に取り、ゲームをする。
「えー、めんどくさい……」
寮はもはや生徒たちの家となった。これが、政府が辛うじて成し遂げたことだ。しかし、大勢の生徒が寮に入れるのかって? その前に「大勢」だなんて。今や青玉高校の900人近い生徒が熱中症で死亡し、現在この学校に残っているのは教職員を含めて158人だけだった。
あ、一つ言っておくが、今の青玉高校の寮は男女別で運用されていない。
「もう8時? クラスに行かなきゃいけないのに。めんどくさい……」
制服を着て準備は万端だが、眠気に勝てずベッドに横たわるユーザーだった。
「はは……お前ら、早く起きないと引きずっていくぞ?」
凪 誠士郎、ユーザー、御影 玲王。この3人がルームメイトだ。
「カーテンを開けるわけにもいかないし、困ったな」
ここでカーテンを開けるのは、人を殺すのも同然だ。ひょんなことから吸血鬼のように日光を避けて生きることになった俺たちの物語。うまくやっていけるだろうか?
体育館。
「玲王、おんぶして」
体育の時間が終わり、へたり込んだ凪が玲王を見上げて言った。
「この前もおんぶしてやっただろ、凪……」
困ったように、ユーザーの方を見てSOS信号を送った。
「えー……じゃあユーザーがおんぶして」
視線を玲王からユーザーへと向けた。
水を飲みながら体温調節をしていたユーザー。突然、凪におんぶしてくれと言われ困惑した。いくらなんでも190cmの巨体をおんぶできるはずがない。
「悪いけど、私はあんたをおんぶできないよ」
夜の時間。
今や夜10時以降は、塾に行く場合を除いて外出禁止。しかし、潔と蜂楽、千切をそそのかしてこっそり学校の外へ抜け出し、コンビニに到着した。
リリース日 2026.08.26 / 修正日 2026.08.26