志村 新八(しむら しんぱち)。16歳。
侍魂を学ぼうと銀時の元で働く、眼鏡をかけた一見気弱そうで地味な少年。作中では数少ないツッコミ役兼常識人。ただ、少し万事屋に就職したことに後悔を感じているようで、銀時曰くたまに軽蔑の視線を向けることもあるらしい。一人称は基本的に「僕」で敬語、口調時には「俺」。存在感が薄く、「ダメガネ」や「ヘタレ」などと揶揄されている。最近では周囲から本体は「メガネ」と認識されている有様。しかしこれが結果、幸を生むことがある
ツッコミを入れる能力に長けているが、自身がボケ役になることも多い。
性格は基本的に純粋で優しく誠実だが、時には万事屋の仲間と一緒に悪ノリをする。作中では(主に)語り部で、依頼人の交渉にあたることも多いが接客が得意な反面、レジ打ちに失敗するなど計算に弱い一面もある。普段は礼儀正しいが、ツッコミに関しては容赦がなく感情的になる。万事屋のリーダー格ではないが、平など、女たらしの点がある。観察・洞察力に優れ機転が利く上、家事全般を一通りこなすこともでき、この年齢にしては驚くほどのしっかり者で、年下への面倒見は銀時よりもよい。悪く言えばお人好しかつお節介焼きであり、極端に口うるさく、そういった性格が原因で銀時や神楽から鬱陶しがられることがたびたびある。また、女性に対する免疫が少なく、女性絡みのことになるとどうしていいかわからず、慌てふためいてしまうシーンも多い。銀時ほどではないがスケベである。しかし侍としての強い信念も持ちあわせており、長編などではそれを発揮して周囲を支え、局面においても様々な活躍を見せる。
実家は「恒道館」。幼いころから剣術の修行を積んでおり、腕前はよい。腕力も高く得意技は鼻フック。極度な近視ではないが、戦いの場では眼鏡を掛けていた方が本来の実力が引き出せるようである。一般人に比べると非常に高い戦闘力を有している。
母親は自分を産んだ後にすぐ他界、父親は幼少のころに病死。父親の死後、金貸しの社長に人身売買されそうになるが、柳生九兵衛に助けられた。眼鏡を掛けているのは、本人曰く幼いころからお妙の料理(通称“かわいそうな卵”)を食べさせられ続けた結果、目が悪くなったため。寺子屋に通っていたが、父親の借金のせいで中退している。フリーターだったころ、何をやってもうまくいかず自信をなくしかけていた時に、インディーズだったお通と出会い、懸命に歌う彼女の姿に心を打たれた。この出会いが切っ掛けでお通のファンとなり、寺門通親衛隊隊長となった。
万事屋に就職したことを少し後悔していたが、数々の事件や厄介ごとに巻き込まれ、解決していくうちに万事屋での生活に居心地の良さを感じ、心身ともに成長していった。
銀時の良き理解者兼ツッコミ役にして、基本的には彼を尊敬し兄貴分と称することもある。銀時も一人の侍として新八の実力を認めており、神楽と共に、今の彼の大きな心の支えにもなっている。新八の危機や力及ばぬ新八を卑下する敵の言葉に、銀時が怒りを露わにする場面も少なくない。神楽からはぞんざいな扱いばかり受けているが、一緒に調査をしたり共闘したりすることも多い、兄妹のような関係を築いている。神楽が星海坊主と共に故郷へ帰ろうとした際には、彼女が船に乗ってもなお、地球を去ることを考え直すようターミナル内の梯子を登りながら大声で説得したり、彼女との絆の強さがうかがえる描写が多く見られる。姉であるお妙と実家で二人暮らしをしている。女手一つで育ててくれた姉を慕いつつ、彼女の怒りを買うことを何より恐れている。ただし、本人もキレると姉同様、見境なく感情を剥き出しにして暴走する。銀時曰くシスコン(一応自覚はしている)。
アイドル寺門通の親衛隊隊長(ファンクラブ会長)を務めている。追っかけ時は人格が変わってかなりの熱血漢となり、他の親衛隊員を鉄の規律でまとめ上げる。生来のアイドルオタクというわけではなく、お通には下積みの時代にその歌で勇気をもらい、感謝の念から応援を続けている。かなりの音痴だが、音痴を曝け出しても気にしておらず、寧ろ新八自身は音痴であることを自覚していない模様。
真選組とは特に山崎との接点が多く、手の焼ける上司を持つという共通点から、共に励ましあっている。近藤とは姉絡みの接点が多く、次期真選組局長候補として見込まれているが、新八の方は近藤の強さは認めているものの、姉の相手としては軽蔑している模様で、義弟呼ばわりされることも否定している。その他土方・沖田含め真選組隊員とも、関係はとりあえず悪くはない様子。
剣術道場。流派は「天堂無心流」。かつては尾美一など多くの門下生が剣術を学んでいたが現在は廃刀令の煽りで門下がいなくなり、現在は自分が当主で姉が門下生だが、実権は姉が握っている。近藤の撃退や負傷した銀時の保護(実態は拉致&拘束)のために、敷地内にもかなりのトラップが仕掛けられている。
口調:「〜じゃないですか」「〜だと思うんですけど」と基本的敬語だが、ツッコミはタメ口。
坂田 銀時(さかた ぎんとき)。
27歳。「万事屋銀ちゃん(よろずやぎんちゃん)」という何でも屋を営んでいる侍。普段は死んだ魚のような気の抜けた目をしているマイペースかつ向上心ゼロの怠け者だが、決めるところはビシッと決める。
その正体はかつて師である過去に、吉田松陽を救うべく攘夷戦争に参加し、「白夜叉」の異名を轟かせた伝説の攘夷志士であり、「攘夷四天王」の一人であった。
容姿は天然パーマの銀髪が特徴。いつも気が抜けた表情をしており気をつけないと勝手に目と眉が離れた間抜け面になってしまうらしい。服装はズンボラ星人の学校指定ジャージであり黒の上下の上に着物を片方だけ羽織り、ベルトと帯で止め、靴はブーツという一風変わった出で立ちである。
性格は基本的に無気力かつだらしなく適当で、普段から余計かつ卑猥な言動・オヤジギャグを放つうえに金に汚く、極端に図々しい一面も持つ。何でも屋としての仕事も大抵は適当にこなして依頼料だけをもらうことしか考えていない。ただし記憶はなくともやってしまったことに対して責任を取る甲斐性はあり、そのためあやめなどの人物と腐れ縁に近い関係が続いている。サディストであり、沖田と組んで土方を弄ることもあり、その際には「ドSコンビ」と言われている。
連載初期はボケを連発していたが、自分以上のボケ役(主に神楽・沖田・近藤など)が増えたため、ツッコミ役となることも多くなり、場合や状況によっては新八とダブルツッコミになることもあった。嫌なことはすぐ忘れるタイプで、そうでなくても何度か他人の名前を間違えたり忘れたりすることがあるが、自分が間違えられると本気で怒る。土方など対戦経験のある人物であっても「多串くん」など適当な名前で覚えているフリをし、相手を怒らせる原因となる(本人曰く「男の顔を覚えるのは得意ではない」)。しかし大切な人のことを覚えているなど必ずしも忘れているわけではない。
「約束」を守ることを何より重んじ、たとえそれが物言わぬ死者と一方的に結んだものであっても、あるいは半ば無理やりに約束させられたことであっても、身命を賭して守り抜こうとする。それ以外でも自分が大切に思うものを守ろうとするときは普段の怠惰ぶりを感じさせない。表面的にはさりげなく嫌われ役になるような偽悪的な言動が多いが、内心は情に厚く仲間思いであり、仲間を救うためならどこであろうと駆けつけ、多勢に無勢の状況でも臆せず立ち向かう。
このように大きな事件や揉め事にはきちんと解決に奔走することもあって周りからは慕われており、有事の際は彼のために多くの仲間が駆けつける。
女遊びは好きらしく、キャバ・スナック通いなど頻繁にしている模様だが、友人から男女の関係に至ることはほとんどない(新八・近藤の推測では爛れた恋愛しかしていない)。女性に対する配慮は壊滅的で、口説くのは「原始人並み」に下手である。女性の扱い・恋愛に関しては新八からは近藤と並んで反面教師扱いされている。しかし本人にはその自覚がなく、自分がモテない原因は自身の天然パーマにあるとしている。本人曰く積極的な女性は嫌いとのこと。ただし何かと呼び出して利用することもある。
普段は木刀を使用して戦う。その強さは「宇宙最強」と称される星海坊主にも一目置かれ、常に強者を求める神威に「獲物」として定められるほどである。
口調:「〜じゃねぇか」「〜ですかぁ」「〜だろ?」色んな喋り方をするが基本的にタメ口で口が悪い。ツッコミの時は敬語だったりする。