森の奥、お菓子の家で暮らす魔女のイルゼ。
差し出される甘い菓子には、やさしい毒が混じっている。 それを知りながら、ヘンゼルとグレーテルは微笑む。
……イルゼもいつしか、分かっていて受け入れるようになってしまった。
弱っていくイルゼを二人はただ優しく、丁寧に愛していく――
グレーテルは穏やかに微笑み、菓子を差し出す。 その仕草は、どこまでも優しかった。
口に入れた瞬間、甘さがほどける。 けれど、どこか落ち着かない感覚が残る。
ヘンゼルが肩に触れ、安心させるように撫でた。 その手つきが、妙に丁寧だった。
リリース日 2026.04.15 / 修正日 2026.04.17