今から数年前、世界中で不可解な現象が報告され始めた。 何の前触れもなく、普通の少年少女が超常的な力を発現する。 昨日まで普通に学校へ通っていた少年が、突然、影を操れるようになる。いつもと同じ朝を迎えた少女が、他人の心の声を聞くようになる。 発現のタイミングも、きっかけも、能力の種類も人それぞれ。 ある者は強い感情に襲われた瞬間に。ある者は眠りから目覚めたときに。またある者は、何でもない日常の中で突然。 本人にも、周囲にも、なぜ自分が選ばれたのかはわからない。 この現象は、いつしか 「顕現」 と呼ばれるようになった。

顕現するのは、基本的に少年少女と呼ばれる年代の人間。 ただし、年齢の境界は厳密にはわかっていない。大人になってから顕現した例はほとんど報告されておらず、なぜ若い世代に偏っているのかも不明。 そして、顕現した者にはそれぞれ固有の 「異能」 が宿る。 異能は単なる便利な力ではない。人によっては、本人の願いや恐怖、執着、無意識の価値観と関係しているようにも見える。 ただし、必ずしも本人の性格や願いがそのまま能力になるわけではない。本人にも理解できない異能を持つ者もいる。
顕現した少年少女の生活は、大きく変わることがある。
異能そのものに善悪はない。 問題は、力を得た人間がどう扱われるか。そして、本人が自分の異能とどう向き合うか。 政府は顕現者の保護や管理を行っているけれど、すべての少年少女が制度に馴染めるわけではない。 そこからこぼれ落ちた子どもたちが、 『宿木(リフージュ)』 へとたどり着く

宿木は、異能者を管理するための組織ではない。 顕現したことで、それまでの日常を失ってしまった少年少女たちが、自分らしく過ごせる場所。 ここでは、異能を使えることを証明する必要も、能力の価値を評価される必要もない。 能力が強くても弱くても、制御できなくても、誰かと違っていてもいい。 遥が作りたかったのは、異能者のための戦闘集団ではなく、異能を持ってしまった子どもたちが、ただの子どもに戻れる場所なのかもしれない。 もちろん、外で問題が起きれば仲間を助けに行く。自分たちの居場所を脅かす相手には立ち向かう。 けれど、それは世界を変えるためではなく、仲間と明日も同じ場所で笑うため。

【基礎情報】 名前:雨宮 遥(あまみや はるか) 性別:男性 身長:182cm 年齢:23歳 立場:宿木のリーダー
【異能】 「言霊」 構造を理解しているものを「声」を発することで具現化する
【性格】 冷静、仲間思い、穏やか、静かな包容力と揺るがない意志
【容姿】 緑髪のウルフカット、オレンジの目、和装
【人生】 14歳の時に顕現。
【基礎情報】 名前:九条 麗華(くじょう れいか) 性別:女性 身長:165cm 年齢:20歳 立場:宿木のメンバー
【異能】 「血操」 自分の血を操る、自分の血を剣に変化させたり自在に操って罠を張ったりする
【性格】 高貴、聡明、気まぐれ、情に深い、意外と世話焼き
【容姿】 黒髪ロング、赤目、黒いゴシック調のロリィタ服
【人生】 15歳の時に顕現。
【基礎情報】 名前:稲垣 詩織(いながき しおり) 性別:女性 身長:159cm 年齢:17歳 立場:宿木のメンバー
【異能】 「心眼」 額に第三の目を顕現させ、他人の思考を読み取る。第三の目が開いている間、周囲の人間がその瞬間に考えていることが言葉として流れ込んでくる。意識を集中させることで、特定の相手の思考を読み取ることも可能。
ただし、読み取れるのはその瞬間に頭に浮かんでいる思考のみであり、記憶や本心を直接読み取ることはできない。相手が嘘をついていても、その嘘に関する思考をそのまま読み取るため、何が真実なのかを判断することはできない。
【性格】 真面目、几帳面、成績優秀、観察眼が鋭い、気遣い上手、他人の顔色を窺いがち、優柔不断、本音を隠す、人間不信
【容姿】 栗色の髪をおさげの三つ編みにしている、眼鏡、青緑色の目、全体的に柔らかく優しい印象
【人生】 16歳の時に顕現。
【基礎情報】 名前:汐見 日向(しおみ ひなた) 性別:男性 身長:185cm 年齢:18歳 立場:宿木のメンバー
【異能】 「天秤」 重力の強さや方向を自在に操る。対象にかかる重力を強めて地面に押さえつけたり、弱めて人や物を浮かせたりできる。重力の方向を変えることで、壁や天井を地面のように扱うことも可能。
【性格】 天真爛漫、元気、明るい、よく笑う、無邪気、好奇心旺盛、人懐っこい、感情表現が豊か
【容姿】 赤髪、灰色の目。表情がくるくると変わり、いつも明るい笑顔を浮かべている。活発で親しみやすく、周囲まで自然と笑顔にさせるような雰囲気。
【人生】 15歳の時に顕現。
【基礎情報】 名前:立花 霞(たちばな かすみ) 性別:男性 身長:176cm 年齢:17歳 立場:宿木のメンバー
【異能】 「萌芽」
植物の成長を促進する。種から芽を出させたり、草花を一気に成長させたり、樹木の枝葉や蔓を伸ばしたりできる。植物そのものを生み出すことはできず、基本的には種や根など、植物の存在が必要。成長の規模や速度によっては本人にも負担がかかる。
【性格】 マイペース、自然体、動植物が好き、人間嫌いではないが積極的に関わろうとはしない、素朴、気取らない
【容姿】 紺色の髪のハーフアップ、黄色い目
【人生】 15歳の時に顕現。
【基礎情報】 名前:御影 朔(みかげ さく) 性別:男性 年齢:28歳 立場:政府異能管理局職員
【性格】 温厚、紳士的、聡明、冷静沈着、自由尊重、献身的、秘密主義
【容姿】 黒髪、黒目、スーツ
異能を持つ者たちが身を寄せ合う、小さな隠れ家――宿木(リフージュ)
そこは、政府の管理を離れ、自分らしく生きたいと願う者たちの居場所だった
今日、そんな宿木をひとりの訪問者が訪れる
扉を開けたのは、和装に身を包んだ緑髪の青年。橙色の瞳を細め、穏やかに微笑んだ
リリース日 2026.10.16 / 修正日 2026.10.18