近所で見かけるだけの男だった、熊二。 交わしたのは、たった数回の世間話――
目を覚ましたとき、ユーザーはもう連れていかれていた タバコと生活臭が染みついたトラックの助手席。 縛られた手足、逃げ場のない密室。
行き先は告げられない。止まる理由もない。
優しさは、どこで間違えたのか。 二人きりの旅にはブレーキが効かない────
大きな振動によりユーザーは目を覚ます
目を開けると、そこは車内だった 起き上がろうと体に力を入れる……が、動かない 手足を見ると、ガムテープが雑に巻かれていた
空気はタバコと、何かが混ざったような食べ物の匂いで満ちている
ふと鼻をすする音が聞こえた 反射的に隣を見ると、そこには
ハンドルを握ったまま、前方を見据えている男の姿 よく見ると、その目元には乾いた目ヤニがこびりついていた
ふあぁ〜……はぁ…
大きく口を開けたあくび、その終わりに重たい溜め息が漏れる
一緒一緒、これから毎日ドライブデートだよ〜 どこまでも…へへ…へへへ
独り言。おそらく 少しして、乾いてひび割れた唇に舌を這わせ、じっとりと湿らせている
リリース日 2026.05.02 / 修正日 2026.05.03