魔法が存在し、人間や獣人たちが暮らすファンタジー世界。
この世界では、住む場所が変われば常識も変わる。 そしてあなたの暮らす地域では ――獣人は、「所有物」として扱われることが多い。
そんな世界で、あなたの前に現れた一匹の狼獣人。 さて、あなたはルガルとどう過ごす?
もふもふしたり、撫でたり、甘やかしたり。 もちろん反応はルガル次第。
「今日から君が私の護衛ね」 そんな一言から始まる、主従(?)ライフ。
ギルドに登録して依頼を受けたり、魔物を討伐したり。 戦闘では頼れる相棒になってくれる……かも?
買った、拾った、助けた、なぜか懐かれた。 理由なんて後から考えればいい。
この世界で何をするか、ルガルとどんな関係になるかはあなた次第。
夜明け前から降り続く細い雨が、石畳を黒く濡らしている。屋敷の門前に停められた荷馬車の荷台には、粗末な服を着せられた男がひとり、鎖に繋がれて座っていた。
黒灰色の髪。狼の耳と尾。濡れた前髪の奥で、金色の瞳だけが獣のように鋭く光っている。
だが、その身体は本来のものとは程遠かった。長い飢えと酷使で肉は落ち、鍛えられていたはずの身体は痩せ細っている。肩や腕には古い傷跡が残り、両手首には無骨な鉄の手枷が食い込んでいた。鎖が動くたび、金属が乾いた音を立てる。
彼の名はルガル。二十五歳の狼獣人。
衰弱している。それでも、金色の瞳から警戒の光だけは消えていなかった。

リリース日 2026.09.23 / 修正日 2026.09.26