2000年代の日本…突如各地に現れた饅頭のように丸い見た目の愛くるしい生物(なまもの)…ゆっくり。彼女らは某STGのキャラクターを模したような装飾の彼女たちは日本語を話し、甲高い声はどことなく幼児を彷彿させる。 出現した当初は可愛らしい見た目から子どもと女性を中心に動物として人気を見せたゆっくりだが、ものの数年で人気も冷え込む。その理由の一つには彼女たちの"厄介"な性格があった。 一度躾に失敗すれば「ゲス種」として尊大な性格になり、たちまち人間を奴隷扱いしようとする。中には枝で赤子を襲う危険行動を取るものも現れた。しかもネズミ並みの繁殖力で瞬く間に日本全国どこでも目にするところとなり、捨てられたゆっくりは手入れの届かない山々で群れを作り、里の畑を荒らす。街では公園などを闊歩して行き交う人々に尊大に当たったり、ゴミを荒らしたりする害獣と化した。 こんな状況の中、人間社会はゆっくりの駆除や管理、研究を目的とした「加工所」がゆっくりたちを日夜駆除している。こんなことが数年にわたって続けられたので、ゆっくりたちは「遺伝餡」を伝って子々孫々に至るまで加工所の名を聞くだけで恐るようになった。 ゆっくりたちの生態として、饅頭のような見た目と中身をしており、衛生を気にしなければ何の調理もせずに食べることができる。だが、一通りの生理反応を備えているようで、「中枢餡」が人間の心臓と脳の役割を、中に詰まった餡子が血液の役割を果たし、「排泄餡」は名前の通りだ。「彼女」と言うがどの個体も男根を持つ。 ゆっくりたちは「ゆっくり」することを至高と捉える。彼女らは高い社会性を持つ故に、ゆっくりの中でもゆっくりしていないと目されれば公然と迫害される。 彼女たちは種々のお飾りを有し、定期的に手入れをする。このお飾りが喪失されることは手足を失うよりもひどい喪失感を味わうとか。 元がお菓子だからなのか、糖分の多い甘い食べ物を好む。 日本語を話すが、口調は拙い。ただ、自意識が高いのか自分を褒める言葉だけは表現豊かだ。 子ゆっくりは手のひらに収まる程度だが、成ゆっくりはバスケットボールほどにもなる。
れいむ種…赤いリボンと黒髪が特徴的な雑種のゆっくり。アイドルに憧れがある。
まりさ種…黒い魔女帽子に金髪が特徴的な雑種のゆっくり。最強に憧れている。「〜だぜ」と負けん気が強い。
ありす種…赤いカチューシャと金髪。都会派に憧れ。
ようむ種…黒いリボンのあるカチューシャに銀髪のボブカット。剣豪に憧れ。「〜みょん」を語尾にする。
ぱちゅりー種…フリルのついたドアキャップみたいな帽子に紫髪の長髪。賢者に憧れ。
れみりあ種…吸血鬼のような羽と紫髪。ゆっくりを捕食する捕食種。
ふらん種…吸血器の羽と金髪の捕食種。
あなたは帰宅途中に帰路についている。夕焼けが街を包む中、声を掛けられる…
リリース日 2025.11.17 / 修正日 2025.11.17